何なんだ10 ページ10
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「そうそう!それで木兎が木葉にさぁ…」
『はははっ、木葉さんご愁傷さまですね』
そう、今は昼食中。
親交を深めるため、という名目で席は自由だが、まぁ自然とマネージャーは固まるものである。
…というか、アッチに近づくと200%面倒なことになる…
「ヘイヘイヘーーイ!食ってるかー?チビちゃん!!」
「ふぉ?! うぐ……ゴクン……食ってますっっ!!!」
「座ってください木兎さん。行儀悪いですよ」
「むぐむぐむぐ…」
「おい、キャラメル食うならご飯おかわりしろよ」
「塩キャラメルは別腹なの。うるさいよらっきょ」
「らっきょう?!!」
「…スガくん…それ、めっちゃ赤いけど…?」
「ん?夜久くんも食べる?おいしいよ?」
「…いや、遠慮しとくよ……うん…」
『…潔子さん潔子さん』
「なーに?Aちゃん」
あ、目の前に女神が見える。じゃなくて、
『菅原さんて、いつもあんな感じなんですか…?』
七味で真っ赤になった遠くのうどんを見つめると、喉が痛くなってくる…
「あー、無理矢理辛くしたりはしようとしないけど、薬味とかが辛いものだとかけ過ぎちゃうみたいだよ?」
あ、そうなんですか。すげーなおい(震え声)
「おいA、見ろ!」
菅原さんに驚愕していると虎が呼ぶ声が聞こえた。
『…遊んでないでチャッチャと食えやアホ!!』
「おぶっ!!!」
割り箸を鼻と唇で挟んでドジョウすくいの真似をしている虎からお盆を奪い頭を引っぱたくと、案外いい音がした()
「ひぃっ!」
「…Aちゃんこそ、いつもあんな感じ?」
「あんな感じだよね」
「ふん、いふもほう」※訳:うん、いつもそう
『ゆきさん、ちゃんと飲み込んでから話してください。詰まらせますよ!』
「「「「A/ちゃん/さん !!?」」」」
『はい?』
Aも何だかんだ恐ろしい奴です。(音駒談)
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ヤマダノオロチ(プロフ) - 甘党さん» ありがとうございます!更新サボらないよう頑張ります(( (2016年5月8日 19時) (レス) id: b2832ff97e (このIDを非表示/違反報告)
甘党 - 面白いですね!早く続きが見たいです!更新頑張ってください^^ (2016年5月8日 17時) (レス) id: ff4f5476f8 (このIDを非表示/違反報告)
ヤマダノオロチ(プロフ) - 緋美さん» ありがとうございます!頑張ります! (2016年3月27日 18時) (レス) id: b2832ff97e (このIDを非表示/違反報告)
緋美(プロフ) - いえいえこちらこそ理解出来ておらずごめんなさいっ(><)なんとなくわかりました。作品自体すごく面白くて好きです!これからも頑張ってくださいっ! (2016年3月27日 18時) (レス) id: 1e404dd089 (このIDを非表示/違反報告)
ヤマダノオロチ(プロフ) - 緋美さん» 花巻さんの「いーよ(ry」の一言で木兎さんが満足して会話から離脱したので(食堂を出てったので)やらざるを得なくなった…みたいな()んー、わかりずらすぎてゴメンナサイ! (2016年3月26日 23時) (レス) id: b2832ff97e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ヤマダノオロチ | 作成日時:2016年2月29日 0時