【HQ】全部ぜんぶお前らのせいだ!!

何なんだ１５ ページ15

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男子高校生(ほとんどが高身長)がトランプを片手に睨み合っている時、マネージャーたちの集まる部屋では、ガールズトークが繰り広げられていた。



『…なんつーか…みんな普通に乙女ッスね』


「いやぁ…何かギャップに弱いのかなぁ…」



少し頬を赤らめて額をおさえているのは かおりさん。

その横では、慣れない会話なのか、仁花ちゃんが更に顔を真っ赤にしている。

…いや、そんなこと言ったら僕もこういう会話慣れないんだけど。



「Aちゃんはいないの？」


あぁ潔子さん、美しいッス…


って…はぁ？



『いないですよ、そんなの。誰だと思ってるんですか、Aですよ？』←


「…そうなの？」


「でもさー…前の合宿ん時、ちょっとイイ感じじゃなかった？赤葦と」


『いやいやいやー。あんなイケメン僕じゃもったいないですってー。ただ気が合うだけですよー』


あんなマジでモテる男の子に惚れたりしたらどうなるかわからない※物理的

それにただ気が合うだけというのも嘘ではない。

同じような苦労(女子による)をしている同士、共感できる部分が多いのだ。


「ちょっと雪絵〜、ちがうでしょ〜？」


すると、かおりさんがニヤニヤしながら近付いてきた。

何だ何だ。ちょっと怖いぞオイ。





「Aはさぁー………孤爪くんっしょ」




『…へ？』



思わずマヌケな声が漏れてしまった。



『いやだから、まず恋愛自体興味ないんですってば。ねー？仁花ちゃん』

「ふぇ?!!A先輩は可愛いですよ!!?」


…ダーメだこの子、完全に話の波に溺れてる。
てか、もう溺死寸前？そこまで大人な話じゃないよコレ。小学生ですら平然としてる会話よ？


「あぁ、言われてみればわからなくもないかも」

『潔子さんまで!!!』


「でしょー？だって、Aが及川くん連れて行った時スゴい落ち着きなかったよ？」

『………』


もう何も聞こえない。
いっそこのタイミングでばば抜きに負けた木葉さんが かおりさんに告るなり、菅原さんが潔子さんに告るなりしてくれないか←

これ以上僕の話題で盛り上がらないでくれださい()

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