重力、夢中力【文豪ストレイドッグス】【中原中也】

(11)腹が減つては ページ13

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却説、作戦会議をすべく屋上を出たはいいが…



＿＿＿＿ｸﾞｩｷﾞｭﾙﾙﾙﾙﾙﾙ〜〜…



ハイ、ものすごくお腹が空いています。


「あ？ンだ手前、下品だな」

『君は生理現象というものを知らないのかな？』

「開き直ってンじゃねェくそボk( ｷﾞｭﾙﾙﾙﾙ〜 )…」


静かな階段にお腹のなる音が響く。

お前もじゃないか、という視線を向けるとサッと顔を背けられた。



「……何か食いに行くか」


『そーだね…』



どこか美味しい店は無かったかと、脳内でリサーチを開始する。

…が、この前食べた駅前のアイスの味しか思い出せない。
アレは本気で美味しかった。30分並んで良かったと思ったもん←


『何か美味しいお店知らない？』


「手前こそ知らねーのかよ。俺ァ最近外食してねェンだ」


『…え。まさかの自炊ですか…？』


「何で引いた目で見てンだよ！悪いかよ?!」


つか、手前こそ自炊じゃねーのかよ!?と脳血管を破裂させる勢いで訊いてくる。

ハッ、コンビニエンスストアという便利なものがこの街にはあるんだよ←


「そんなンじゃ婚期逃すぞ……」


『悲しいこと云うなよ、そうなったら芥川くんにでも嫁ぐ』


「可哀想だから辞めてやれ」


『冗談だから真顔でガチレスするな。傷つく』


というか今私の婚期の話はどうでもいいのだよ！

話逸れすぎだから！今お昼ご飯の話してたンだよね?!


「で、結局どうする」

『中也作って』

「は。」

『もうこの際何でもいいから』


そんなわけで中原邸へレッツゴー！！


「どんなわけだ莫迦野郎!!!」

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