誰よりもあなたが (yt × ym) (ページ8)

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Yuto

裕｢なに…ここ…｣

やまに連れてこられたのは、都会から離れた山。

山道をどんどん進む車が急に止まり、ここからは歩くよって悪戯に笑うやま。

暗い道を少し歩くと、開けた場所に着いた。

涼｢ここは、俺の秘密の場所｣

そう言ってまた歩いていくやまについて行くと、そこにはポツンとベンチが置いてあった。

そこにやまが座ったから、俺も隣に座った。

裕｢えっ…すげぇ…｣

どうやらこの開けた場所は、山の途中にある広場みたいなところで、俺達が座っているベンチは広場の1番奥にあるらしい。

そこは、都会の街を一望できる場所だった。

涼｢綺麗でしょ？東京って感じだよね｣

裕｢うん。すごいね、こんなとこあったんだ｣

涼｢ここさぁ、俺がまだ子供の頃に父ちゃんから教えてもらった場所なんだよね｣

裕｢そうなんだ…｣

涼｢別にその後は来なかったんだけど…高校卒業したくらいからまた来るようになって｣

裕｢なんで？｣

涼｢なんでって…(笑)裕翔が1番よくわかってんだろ(笑)｣