誰よりもあなたが (yt × ym) (ページ35)

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Hikaru

ロケ中、俺はずっと不機嫌だった。

もちろんカメラの前ではいつもの俺だったけど、心の中はずっとモヤモヤしてて。

山田と裕翔、やっぱり最近仲良すぎないか？

まさかもう付き合ってたりして…。

色んな考えが巡り巡っている間に、今日のロケは終わった。

マネージャーが今日のホテルの部屋割りを説明する。

ﾏﾈ｢まあいつも通り年下年上で分けたから。薮と高木と伊野尾、八乙女と有岡、知念と岡本、山田と中島なー｣

慧｢いぇーーい！高木と同じだー！｣

雄｢そんな喜ぶこと？(笑)｣

宏｢つーか俺もいるんだよ伊野尾っ(笑)｣

山田と裕翔…同じ部屋…。

大｢ヒカ、部屋行こ！｣

光｢…ごめん大ちゃん。先行ってて？｣

不思議そうな顔をして、大ちゃんは薮たちと一緒に部屋に行ってしまった。

俺は自販機で飲み物を買ってる山田に近付いた。

光｢ねぇ、山田…｣

涼｢ん？｣

裕｢やまー！先に行ってるよー！｣

涼｢おう！てか裕翔声でかいから(笑)｣

ケラケラ笑って俺に向き直った。

涼｢光くん、どうした？｣