誰よりもあなたが (yt × ym) (ページ33)

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Keito

光『まあとにかくありがとな。次は俺が裕翔に、山田が好きだってこと言ってみるから』

圭｢そんなことしたら…本当に山ちゃん達…、｣

光『だからそれでいいんだって。圭人だって裕翔と付き合いたいんだろ？』

圭｢そ、そうだけど…、｣

光『じゃ、また明日な』

電話を切られて思い出した。

そうだ、明日はメンバー全員で泊まりロケだった。

光くん…明日裕翔に言うのかな…。

確かに光くんの言っていることは分かる。

光くんが山ちゃんと付き合うためにも、俺が裕翔と付き合うためにも、山ちゃんと裕翔が両想いだと困る。

だけど…だからってこんな…。

ピコンと次はLINEのメッセージ。

涼介あんな態度でごめん。頑張れよ。応援してるから。

ほら、俺知ってるんだよ。

だって親友なんだもん。山ちゃんが誰よりも優しくて、誰よりも真っ直ぐな人だってこと。

俺から見たって、多分山ちゃんは裕翔のことが好きなんだ。

それなのにこんな…最低な俺のこと応援するなんて…。

ねぇ、山ちゃんは今何を考えてるの？

必死に裕翔のことを忘れようとしてる？

もしかして…そのせいで泣いてる？

その中で俺にLINE送ったりした？

長い間親友やってるから…多分俺が考えてる事は全部当たってる。

ごめんね山ちゃん。弱くてごめん。