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Yuto
あの後また寝てしまったやまを抱き上げると、将暉が俺とやまの荷物を持ってくれた。
将「ははっ(笑)なんかこう見るとほんまに裕翔は涼介の王子様やな(笑)お姫様抱っこなんかドラマ以外で見たの初めてやわ(笑)」
裕「やまに怒られるかもしれないけど、家だとよくするんだよ(笑)ソファーでゲームしながら寝ちゃってたりとかよくあるから」
将「へぇ〜、おたくの姫は甘やかされてますなぁ(笑)」
1度やまを車に運んでからお会計をしようとしたんだけど、将暉が払ってくれた。
腹立つ惚気を見せられたお礼になんて、本当に良い奴。
将暉と別れて、やまを姫抱きしたまま駐車場へと向かう。
あまり人通りも多くなくて、周りからの視線も気にならない。
涼「…ん、ゆと…」
裕「ごめん、起こしちゃった?もうすぐ車だからね」
涼「うん…、あったかい、ゆーと」
俺の首に腕を回したやまは、ぎゅーっと抱きついて胸に頬を擦り付けた。
涼「だいすき、」
ポソッと呟いた言葉を聞き逃さなかった俺は、背もたれを倒した助手席にやまを寝かせてから、その可愛い唇にキスをした。
裕「俺も好きだよ、涼介」
明日には記憶ないんだろうな〜、なんて思いながら、家に向かって車を発進させた。
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作者名:saya | 作成日時:2020年8月9日 0時