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Ryosuke
あの後、クタクタで動けない俺の体を、裕翔がちゃんと拭いてくれて、髪も乾かしてくれて、服を着せてくれた。
ベッドまで運ばれて、いつものように腕枕をされる。
裕｢腰、痛い？大丈夫？｣
涼｢痛いわばかっ…激しすぎだ、｣
裕｢ごめん、久々のやまだったから…抑えられなかった｣
そう言っておでこにキスを落とされる。
涼｢ん…、でもきもちかったから…ゆるす｣
裕｢ふは、ありがとう｣
頬をスリスリ撫でられるけど、何となくこの距離でも遠く感じてしまって、裕翔の胸におでこを擦り付けた。
裕｢ん？どうした？｣
涼｢ゆーと、今日1回も涼介って呼んでくれなかった…｣
普段は『やま』って呼ぶ裕翔だけど、たまに『涼介』と呼んでくれる。
ソウイウ時はいつも涼介って呼んでくれるのにな…と、少し寂しかったのだ。
裕｢…やま、こっち見て？｣
涼｢ん…？｣
裕｢愛してるよ、涼介｣
鼻先が触れ合うくらいの距離で囁かれて、一気に体温が上がるのがわかる。
裕｢ねえ、俺も今日涼介に愛してるって言われてないよ？｣
にやにやしながら俺の耳を触るな…、確信犯め…
涼｢っ、ゆ、ゆーと…、｣
裕｢ん？｣
涼｢ぁ、あいして…る、｣
裕｢ふふっ、うん。俺も愛してるよ、涼介｣
そっと唇を重ねると、睡魔が俺を襲う。
裕翔に抱きしめられながら、夢の中に旅立った。
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作者名：saya | 作成日時：2020年8月9日 0時
