君よりも、俺のほうが2 (yt×ym) (ページ22)

今日:30 hit、昨日:12 hit、合計:124,214 hit

･ページ22

Ryosuke

ソファーに座ると、裕翔は俺の手を優しく握った。

裕｢あのね、やま。今こう言ったけど、すぐにってわけじゃないの。もう少しだけ、時間が欲しい｣

涼｢それは…どういう…？｣

裕｢俺、いつか必ずやまと結婚したいと思ってる。でも今の俺じゃ、やまの隣に並べないし、やまを幸せにしてあげられる自信がない｣

涼｢そんなこと…っ｣

裕｢ごめんね。でも、ちゃんと胸を張ってやまの隣に立ちたいから、もう少し待って欲しい。もう少しって言いながら、すごく待たせるかもしれないけど、絶対もっともっと人間としても、タレントとしても成長してみせるから。そしたらもう1回、やまにプロポーズする｣

俺のことを、こんなに真剣に考えてくれてるんだ。

やっぱり、どうしてもこの人が好きだから…。

涼｢わかった。待ってる｣

裕｢ありがとう…っ｣

涼｢裕翔に置いてかれないように、俺も成長しなきゃだね(笑)｣

裕｢そんな…やまは今のままでも十分…、いや、でもやまはもっともっと輝くか…｣

涼｢ふふっ(笑)2人で成長して、最強の夫夫になりたいね！｣

裕｢やま…可愛すぎるって…｣

裕翔は両手で顔を覆っているけど、耳は真っ赤だった。