君よりも、俺のほうが2 (yt×ym) (ページ21)

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Ryosuke

涼｢け、けっこん…、｣

裕｢俺のお嫁さんになってください｣

ちょっと待って…まじで頭が回らない…。

涼｢だ、だって…っ、俺たち…、男同士で…っ｣

裕｢分かってる。正式に結婚できないのは悔しいけど…でも俺、結婚するのはやま以外に考えられない｣

つー…と頬を伝う温かいもの。

だって、嬉しくないわけないじゃん…、好きな人に、結婚してくださいって…自分以外に考えられないなんて言われて…。

涼｢ぐすっ…俺で、いいの…っ？｣

裕｢涼介がいいの｣

涼｢おれっ…男だし…、子どもも産んであげられないし…、それに、それに…っ、｣

裕｢やまがいればそれでいいんだよ。子どもも欲しいけど…やまとの子じゃないなら欲しくない｣

なんでこんな完璧な人が俺なんかを…、だけど…、

涼｢おれもね、裕翔がいい…、俺と結婚してください…｣

そう言うと、席を立った裕翔が俺を強く抱きしめた。

裕｢ありがとう、やま｣

涼｢うん、俺のほうこそ…、｣

俺の涙を拭ってくれて、裕翔は俺をソファーに促した。