君よりも、俺のほうが2 (yt×ym) (ページ20)

今日:5 hit、昨日:12 hit、合計:124,189 hit

･ページ20

Ryosuke

もはや恒例となった、裕翔が作った夕飯と、俺の好きなケーキ屋さんのケーキを食べる誕生日。

たまに作ってくれるけど、裕翔はどんどん料理が上手になっていく。

やまに作らせてばかりじゃ申し訳ないから…と本人は言ってるけど、俺は好きな人に料理を作るのなんか全然苦じゃないんだけどなぁ。

裕｢ねえやま。ちょっと真面目な話してもいい？｣

涼｢え…？うん、なに…？｣

こんなこと初めてだ。なんだろう…。

まさか、しばらく会えないとか…？いや、もしかしたら別れたいとか…いやでも…っ、だとしたらこんな風にお祝いしたりとかしないはずで…。

裕｢…やま、また変なこと考えてるでしょ？｣

涼｢へ！？あ、いや…その…｣

裕｢多分だけど、やまが考えてるようなことじゃないから安心して。…でも多分困らせちゃうと思うから…｣

涼｢…うん｣

深呼吸をして、覚悟を決めたような裕翔が俺を見つめた。

裕｢やま…いや、山田涼介さん。

…俺と結婚してください｣

………へ？