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Ryosuke
涼「なに…?」
知念のこんな表情初めて見たから、俺も変に構えてしまう。
侑「お願いがあるんだけど、僕の中でこれはもう過去の話だから。聞いても気にしないでほしいの」
涼「うん。分かった」
侑「ありがと。…あのね、僕、ゆーてぃーのこと好きだったんだ」
知念のまさかの告白に、俺の脳が一時停止した。
涼「え…」
侑「初めてゆーてぃーに会った時から好きだったの。僕のこと、可愛い可愛いって言ってくれて、でもステージでは輝いてて。初恋だったんだ」
昔を思い出すように、知念は悲しそうに笑った。
侑「でも、すぐ気付いたよ。ゆーてぃーは涼介のことが好きなんだろうなって。僕に勝ち目なんかないんだなってさ。だけど…ゆーてぃーが可愛いって言ってくれたら期待しちゃって…なかなか諦められなかった」
涼「知念…」
侑「だからショックだった。修学旅行で2人がキスしてるとこ見た時。目の前が真っ暗になったし、何も考えられなくなって。…ゆーてぃーと涼介が両想いなことなんて分かってたはずなのに、やっぱり辛くて」
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作者名:saya | 作成日時:2020年8月9日 0時