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Ryosuke
侑「りょ、う、す、けっ!」
自分の部屋でいつも通り宿題をやっていると、侑李が部屋に入ってきた。
涼「侑李…、母さんは?」
侑「なんか近所の集まりがあるみたいで出かけたよ!ねえねえ、涼介髪切ったんだね!」
涼「あー、うん…(笑)ちょっと色々あってね」
侑「色々…?嫌なことじゃない…?」
涼「嫌なこと?あー、別に嫌がらせとかで切ったわけじゃないよ、ほんとに」
侑「ならいいけど…」
昔から近所の子どもや同じ学校の奴らに嫌がらせを受けていたことを侑李は知ってる。
急に髪を切ったら、そりゃ心配されるか。
涼「…むしろ、嫌なことなんかじゃない。初めて人のために…自分を変えたいって思ったんだ…、」
侑「えっ!涼介それって…!」
とてとてっと侑李は俺の膝に向かい合わせで座ってきた。
侑「涼介、好きな人出来たのっ?」
涼「は!?いやっ、その…っ、」
侑「はは〜ん、好きな人じゃなくて、恋人かぁ…」
涼「な!何でそうなるんだよ!」
侑「だってさ、こーこ!くっきり痕残ってるよ?」
侑李が怪しく笑いながら、自分の首筋をトントンと叩いた。
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saya(プロフ) - カピバラさん» カピバラ様、ありがとうございます涙 更新頑張りますね! (2021年5月25日 23時) (レス) id: 2931426edd (このIDを非表示/違反報告)
カピバラ - この作品面白いです!更新頑張ってください。待ってます!! (2021年5月25日 18時) (レス) id: d9e096ab92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:saya | 作成日時:2021年1月21日 1時