不良の妹はやっぱり不良でして【坂田銀八】 (ページ9)

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９話ページ9

【Aside】

にやけている担任に[死ね]と送り、沢山の人に囲まれて自己紹介と質問を同時に聞く

適当に答えていると、神楽ちゃんという子から衝撃の質問が声を抑えた様に聞かれる

＜Aってあのダメ教師の事好きアルカ!!?＞

『......』

耳を疑った後、ただ『ハァ!!?』と叫んだ

『んな訳ねーだろ？
何でまた...』

「あんな、恋する乙女の様な反応しといてよく言うアル！」

『そんな顔してたか......』

呟けば

「顔赤ぇぞ」

なんて要らない指摘をするのはいつも睡眠を妨害してくる土方

『死ね土方』

平仮名で６文字、漢字で４文字の簡潔な言葉を口にする

「そーだぞー、死ね土方ー」

『......いけ好かない餓鬼だと思って悪かったな』

沖田の印象が一瞬にして変わったのだった

「こちらこそでさぁ
毛嫌いしててすいやせん」

「話が逸れたアル！
...で、どうアルカ!!?」

『知らねーよ
恋とかよく分かんねーし......』

「そうアルか......
なら、明日も来るアル
考えてみる時間も必要ネ！」

「そうよ、あんなちゃらんぽらんに恋だなんて突然言われても認められないもの」

そう言うのは先程神楽ちゃんと同じくらいこの話に乗り気だったお妙ちゃんだ

俺が悩んでいるとき、チャイムの音が授業の終わりを告げた

「お、終わったな
日直ー、号令ー」

[きりーつ、気を付けー、れー]の日直だろう人の声を無視してずっと自分に問い掛けていた

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