不良の妹はやっぱり不良でして【坂田銀八】 (ページ3)

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３話ページ3

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もうちょっと俺についてよく書けねぇ？」

『......ハァ...』

「何だよ！？」

『いえ、もっと大事な話かと思ったもので......』

真面目に聞いて損した、とでも言うように首を左右に振る

「せめてジャンプはやめてくれよ」

『事実じゃないですか
＜ピー＞本の方が良いですかね？』

「何故それなら良いと思った
てか何で知ってんの」

『職員室には置かない方が良いですよ
それも人妻って......』

「違うからね！？趣向変えてみただけだから！」

『どこ言い訳してんですか
俺は人妻より未亡人派です』

「なんのカミングアウトォォォ！！？」

五月蝿い、とでも言うように仮にも教師の言葉を無視する

『センセーの目っていざというときには輝くんですよね、なら
[必要な時には煌めく【もの】を持ち、生徒の体作りに貢献している
補習を受ける生徒にも真摯になって取り組む国語教師]
とかですかね？』

「さっきと全然ちげーじゃん」

『そりゃあ、センセーの塵よりも小さい良い場所を見つけて誇大評価したんで
俺頑張ったんで』

「意外とお前俺のこと見てたりすんだな」

『......センセー目立つし』

「そーかい、じゃ、あんがとな
授業出ろよー」

なんて言って銀八は今居た場所、屋上から出ていった

背中が小さくなって屋上のドアが開いて閉まる

誰も居ない屋上で

『目立つからな』

そんな言い訳をした