不良の妹はやっぱり不良でして【坂田銀八】 (ページ13)

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１３話ページ13

準備室に有ったお茶っ葉で自分の分の茶を急須でコップにいれて、センセーにはイチゴ牛乳を手渡す

センセーが座っている椅子の向かいに俺も座った

皿や、ナイフやフォークもセッティング済みである

『センセーって、かなりヤバそうなのと普通にヤバそうなのと軽くヤバそうなのどれから食べる派ですか？』

「選択肢が有って無ぇようなもんじゃねぇか

...かなりヤバそうなの、かもな......」

『......じゃあ、これ、ですよね』

そう言って迷わずにお妙ちゃんがつくったものに手を伸ばす

「いや、それは止めようか」

『何でですか』

「他の食べる前に死ぬ
１つしか食べてないのに死ぬ」

『あー、確かに......

じゃあ、右か左か選んでください』

「右」

了解です、と答えて先生から見て右側の菓子を袋から取り出し半分に分けた

センセーの皿に盛り付け、自分の皿に盛った

見た目はチョコボ●ルより一回り小さいもの、その中身は......

「......くさっ...！！」

『そうですか？』

そう言ってチョコレートを嗅ぐ

「いや、チョコの香りというか...
まぁ、食ってみ」

意を決して口に含むとコーティングされたチョコの甘味、それに続いてチョコレートの中身であろう物の塩気が広がる

そして最後に口に広がるのは何かの風味、と言えば良く聞こえるが、単なる臭み

多分、中に入っているのは納豆だろう
ただし独特の粘り気が無いため乾燥納豆でも使っているのだろうと推測できる

「あんの、納豆娘......
さすがにチョコに納豆はねぇだろ！」

『いや、こーいうチョコレートは売ってるみたいですよ』

そう言って携帯を見せる

見せたサイトには【[茨城名物]チョコ納豆】の文字が

「聞いたことねぇんだけど...」

『ハマる人にはハマるそうで
読者の皆さーん、ホントにあるんですよー』

「駄作者の戯れ言じゃねーぞー」

チョコ納豆も無事食べ終わり、他の菓子へと手を伸ばした

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