2話 ページ2
『センセー、終わりましたー』
欠伸の混じった声が晴天の下で響く
「んぁー?見せてみろ」
「...高杉ィ
お前、俺のこと嫌いか?」
『よく分かってるじゃないですか』
「......よくここまで嘘八百並べられるな」
『嘘に近い真実ですよ』
「真っ赤な嘘だよバカ野郎」
「大きな声って」
『2zでは死ぬほど聞いてるじゃないですか』
「笑顔の次に来たら挨拶だと思うって絶対!」
『勘違いする方が悪い
先生に挨拶なんてしない』
新入生を集めるホームページ作り、3zになる数ヶ月前の話である
「生徒と教師の区別がない」
『人にもよりますがセンセーだと思ったことがないのが数名ほど』
「失敬だな!
可哀想だろうが、坂本が!」
『お前だわ、クソ教師』
「泣くぞ」
『ご勝手に』
「...2zに居る体の大きい人って」
話を続ける声が震えている
『屁怒絽さんですね』
『一応ホームページに書いても良いか、と聞いたので大丈夫かと』
「いつの間に......」
『つい先程』
「他の学校からの来客って」
『神威ですよ?』
「んなもん、学校の名物にすんな!」
『喧嘩ですよ!?
一番の見せ物じゃないですか!』
「すんな、つってんだろ!」
「最後に、
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作者名:梨蓮TSF | 作者ホームページ:http://puchiamatheater
作成日時:2015年3月3日 7時