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01 (1年夏) ページ1
Aside
高校1年生の夏。
夏休み前の終業式。
相変わらず長い校長先生の話。
蒸し暑い体育館。
先生の話がいつもより長く感じた…
目の前がクラクラする…
やばい…熱中症かも。
こんな大勢の前で倒れるわけにはいかない。
幸い、出口側の1番後ろに並んでいたから
目立たないように、外へ出た。
はぁはぁ…
その場に座り込む。
外の空気を吸って体を落ち着かせる。
『大丈夫？？』
声の方を見ると、阿部先生が居た。
生徒から人気の若い先生。
授業を受けた事はないから初めて話をした。
「はい…なんかクラクラしてて」
阿「保健室行こっか」
「いや、外の空気吸ったらだいぶ落ち着いたので
大丈夫です。」
阿「ほんと？顔色良くないよ？」
「大丈夫です…」
阿「そっか。校長先生いっつも話長いからね(汗)」
「今日は特別長い気がしました」
阿「たしかに。終わるまでここにいる？」
「そうします…」
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作者名：おこめ | 作成日時：2021年5月11日 15時
