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you side
部屋に帰って、明日永瀬さんに
教える振りを確認する。
最近はダンスの事考えてる時だけ
唯一、裕貴の事を考えないで居られる。
それなのに……
ピンポーン
誰…こんな時間に……
急いでモニターホンで確認する。
裕貴……
モニターには酔っ払ってベロベロの裕貴の姿が。
裕貴「A〜終電無くなっちゃった〜
泊めて〜〜」
なんで……
こうやって都合よく私の所に来るの。
家には入れたくない。
でも心配…
部屋を出て、
エントランスまで行った。
裕貴「A〜〜！ひさしぶりぃ
泊めてくんない」
「それはできない…
ちゃんと家帰りなよ。奥さん悲しむよ」
裕貴「俺はAが好きなのに〜」
今更…
そのあとタクシーを呼んで
運転手さんに住所を伝えて
タクシー代を渡して帰ってもらった。
なんで私がこんな事……
怒るとかいうより
悔しくて泣けてきた。
何より1番悔しいのが
久しぶりに見た裕貴に今でもやっぱり
好きという感情が芽生えてしまった事だった。
めちゃくちゃなふられ方してるのに
馬鹿だ…
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作者名：花祭司 | 作成日時：2020年8月6日 1時
