この命、果てるまで【鬼滅の刃】

参拾参ノ型 ページ34

白魔side



「うおおおお!!腹の中だ!!」


此奴、伊之助だっけか…？

元気よすぎだろ。てか、あれ被り物だよな、、？

どっから外側見てんだよ


「主の腹の中だ、うぉおお!!戦いの始まりだ!!」

「「うるせーよ」」


お、俺と同じこと思ってる奴がいたか


善逸、此奴は初めはヤバい奴かと思っていたが、この3人の中では、1番の常識人だな

…女のことを除いて


「柱だっけ？その煉獄さん。
顔とかちゃんとわかるのか？」


炭治郎は良い奴なんだが、、

なんかな、俺たちを探ってるみたいな感じがするんだよな


「うん、派手な髪の人だったし匂いも覚えているから。だいぶ近づいて…」



「うまい！うまい！うまい！」



…あぁ、こういう人だったわ

相変らす声がでかいな、煉獄は



「あの人が炎柱？」

「うん…」

「ただの食いしん坊じゃなくて？」

「うん…」



煉獄、、お前年下に食いしん坊と思われてていいのか…


「あの…すみません」

「うまい！」

「れ、煉獄さん」

「うまい！」

「あ、もうそれはすごくわかりました…」



この様子だと、会話するのにどれくらいかかんだ、、？



命に関わることじゃない限り、炭治郎たちを助けるなとAに、言われてるけど、


もう別に、駅員から逃げるの手伝ったしな、、



仕方ない、ここは俺から話しかけるか



「おい、煉獄。久しぶりだな。
そろそろ食うの止めろ、隊員が困ってるぞ」


「白少年！久しいな！A少女とは別行動か！珍しいな！」



「この3人は、お前と合同任務をする隊員だ。で、俺は、Aに命じられて4人の任務に同行中」


「成程な！大体のことは理解した！
しかし、俺はA少女にそんなにも信用されていなかったのか！
もっと鍛錬しなくてはいけないな！
ワハハハハハハ！」



いや、煉獄の腕は確かだと思うが、状況が状況だからな、


炭治郎は鬼舞辻に目を付けられている時点で、かなり危ない


いつ襲撃されるか分からない


それに加えて柱との任務


こんな美味しい場面を鬼舞辻が逃すはずがない


上弦の鬼が姿を見せても可笑しくない


煉獄と言えど、柱1人で上弦の鬼に立ち向かうには無理だ



Aは鬼だから例外だが



Aも柱だから他にも任務がある



だから、俺をここに派遣して状況が危なくなったら、把握できるようにしたんだろう





…って、こんな説明する前に、既に違う話になってたか














「切符…拝見…致します…」

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