この命、果てるまで【鬼滅の刃】

参拾ノ型 ページ31

炭治郎side



「…ってなことがあったんだ。
俺は、蛇柱様を追って結構後に着いたんだけど、2人の様子を見て、1人で蝶屋敷に向かったんだ、、
くそぉ、俺もあんな風にいちゃいちゃしてみてぇよ、、」


藤の花で善逸と伊之助の3人で休んでいたら、偶然村田さんに会った

そして、この間の任務の話をしてくれたんだ



「はああぁぁぁぁ???蛇柱とか会ったこともないけど？なにAさんといちゃいちゃしちゃってんの???まじなんなの？俺はこんなにも任務を真面目に頑張っているというのにいいいぃぃぃぃ!!!」


「落ち着け善逸！
村田さん、Aさんは大丈夫なんですか？」



「いやぁ、それがな、流石上弦の鬼から五体満足で帰ってきただけあって、回復力が並の隊士とは比べ物にならないくらい早かったみたいだ」



それはきっと鬼の力だろう、、


伊黒さんが本気で心配してたってことは、柱の人たちでもAさんが鬼だってことに気付いていないのか…？



「Aって誰だ？」


今まで昼餉の天ぷらを貪り食べていた伊之助が急に尋ねた


「伊之助！覚えていないか？
ほら、俺たちが蝶屋敷で機能回復訓練に出る前に訪ねて来てくれた柱の女の人だよ」


「…あぁ、思い出したぞ。彼奴Aって言うのか。俺をホワハワさせやがって」



ガハハと笑うと、満足したのかそのまま畳の上に大の字になって鼾をかき始めた



「そういえば、どうして村田さんはAさんのことは雪柱様呼びじゃないんですか？」


もしかしたら、昔からAさんのことを知っているかもしれない！


あぁ、と言うと恥ずかしそうに頭をかいた


「最初はAさんのことも雪柱様呼びだったんだけど、Aさんが様呼びは嫌だし、俺の方が先輩っぽいからとか言って、様呼びを禁止されたんだ。
恥ずいよなぁ」


そうだったのか、、村田さんとAさんは昔からの知り合いな訳ではないのか、、



「ところで、お前たちは次の任務はもう決まってるのか？」



「はい、この間鎹鴉から連絡があって、あと1週間後ほどに大きな任務が任されるみたいです。
炎柱の煉獄さんと合同任務みたいで、この2人も一緒です！」


すると、村田さんはブルブルと身体を震わせて口を開いた


「いや、良い人なんだよ？だけどさ、ほら、なんて言うかな、目が目が怖いんだよ。
直ぐ見つかると思うから心配すんな」



煉獄さん、、そう言えば、かなり印象的な人だったなあ…

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