この命、果てるまで【鬼滅の刃】

参ノ型 ページ4

炭治郎side



「…俺の妹は鬼になりました。だけど人を喰ったことはないんです。今までも、これからも。人を傷つけることは絶対にしません。」


そうだ、禰豆子は人を喰わない！


「くだらない妄言を吐き散らすな。そもそも身内なら庇って当たり前。言うこと全て信用できない。俺は信用しない。」ﾈﾁﾈﾁ


「あああ…鬼に取り憑かれているのだ。早くこの哀れな子供を殺して解き放ってあげよう。」


どうしてっ！どうして解ってくれないんだ!!


「聞いてください!!俺は禰豆子を治すために剣士になったんです。禰豆子が鬼になったのは二年以上前のことで、その間禰豆子は人を喰ったりしてない！」


「話が地味にぐるぐる回ってるぞアホが。人を喰ってないこと。これからも喰わないこと。口先だけでなくド派手に証明してみせろ。」


「(なんだっけ、あの鳥…ええと…)」


どうする！どうすれば証明できる！？


「あのぉ、でも疑問があるんですけど…お館様(・・・)がこのことを把握してないとは思えないです。勝手に処分しちゃっていいんでしょうか？いらっしゃるまで、とりあえず待った方が…」


おやかたさま…？誰なんだろう…偉い人なのか？
だけど…！そんなことより！


「妹は俺と一緒に戦えます！鬼殺隊として人を守るために戦えるんです!だから!!」

肆ノ型→←弐ノ型

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す