弐拾肆ノ型 ページ25
貴女side
「という結果に至ったんですけど、、、Aさん聞いてました??」
『え!?あっごめん!ちょっと昔のこと思い出してて聞いてませんでした…すみません、、』
珠世の研究結果と考察報告聞いてなかったー、、
申し訳ない…
「取り敢えず、詳細はこちらの紙に記しておいたので、良ければ読んでもらえると嬉しいです」
うわ〜!めっちゃ解りやすい!
珠世の字読みやすくて好きだわ
「毎月すみません。お忙しいのに、こちらまで足を運んでいただいて…」
珠世は申し訳なさそうに目を伏せる
『それはこっちが言うことよ!私の代わりに何百年も研究続けてくれてるじゃない!
その成果で、今私は鬼殺隊として鬼を斬れているのだから!ね?』
チャリ…と胸元から掛けている懐中時計の蓋を開けて時刻を確認する
「あ…そろそろ任務の時間ですか?」
『そうだね、そろそろ私はお暇するよ。
愈史郎もまたね!
珠世との時間を邪魔して欲しくないと思うけど、私は会いたいからまた来るよ!』
そう言ってドアノブに手を触れると
「…また、来いよ。
今度は、最近流行ってるらしいぱんけえきと言うのを作ってやる」
え…?愈史郎は私のこと嫌ってないの、、?
「確かに、お前は珠世様が1番大変な時に珠世様のお傍に居ず、鬼狩りの仕事を続けた。
それには腹を立てた。
だが、あの時はそれが最善の行動だったと最近になって分かった。
珠世様の存在が鬼狩りに知られないようにするために、鬼狩りとして活動を続けた。違うか?」
…
「おい?今の話、聞こえてないとは言わせないぞ」
『っあはははっ!愈史郎。それは間違い。
私は珠世の為に、鬼殺隊に戻ったんじゃない。自分の為だよ。そんなに、私良い人じゃないんだ』
珠世と愈史郎の顔を見ずに言い切った
そう、珠世の為じゃない、それは単なる愈史郎の空想のお話
『じゃあ、お別れの時間だ』
頬に涙が1滴流れる
あの時の私は、どんなに愚かだったかと
振り返らずに扉を閉めた
「解っていますよ、珠世様。
今の言葉がAの本心じゃないってこと」
「えぇ、そうね。Aさんは、きっと色々な物を背負いすぎた。
責任を感じるのも無理はないわ。
でも知って欲しい、彼女の周りはもう誰も彼女を責める人はいないということを」
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コットンキャンディー(プロフ) - 尊いさん» そう言っていただき嬉しいです…!! もう少し更新頻度あげられるように頑張ります☆°。⋆⸜(* ॑꒳ ॑* )⸝ (2022年3月29日 10時) (レス) id: 8d4bff6e85 (このIDを非表示/違反報告)
尊い - 続きが速く見たいです (2022年3月27日 10時) (レス) @page38 id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
コットンキャンディー(プロフ) - tototmeさん» コメントありがとうございます! はい!遊郭編も書く予定です^^ まだ内容はそこまで詰められていませんが…(><) そう言って頂けると、とても励みになります! (2022年2月5日 23時) (レス) id: a6943b1018 (このIDを非表示/違反報告)
tototme(プロフ) - 今TVで放送している遊郭編も書きますか?コットンキャンディーさんの小説は面白いですから、書いて欲しいです。更新頑張ってください。 (2022年2月5日 20時) (レス) id: 1650f18dfa (このIDを非表示/違反報告)
コットンキャンディー(プロフ) - senaさん» ご指摘ありがとうございます、オリジナルフラグのことを理解していなかったので、助かりました! (2022年1月23日 13時) (レス) id: a6943b1018 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:コットンキャンディー | 作成日時:2022年1月21日 21時