この命、果てるまで【鬼滅の刃】

弐拾弐ノ型 ページ23

白魔side



変な時間に人間の姿で呼び出されたと思ったら


『さぁ、そろそろ帰る時間よ』



「ガキ(・・)の帰り道の警備かよ、、」



まだ遊び足りないと不満げなガキたち


うるせぇと思いつつ、口に出すのは我慢する



というのも、この間のAの任務先でぶつかったガキに泣かれた俺(・)は、めんどくせぇと呟いた瞬間、

Aから拳骨をくらった


流石、雪柱の階級を背負ってるだけあって、その後3日間はズキズキと痛んだ



「おにいちゃん、なんでじぶんのこと、わたしっていったり、おれっていったりするの？」


「あ？あー、、まぁ、気分だ、気分」



…嘘。本当は、俺が一人称だが、公私を分けるために、一応、任務中は私と言っている


最近は、崩れてきている気もするが…



でも、Aと俺の主従関係は絶対だ

A以外の人間と馴れ合うつもりは更々ない



『白魔！この子たちのこと頼んだわよ！』


もし、この関係が切れるとしたら、それはどちらかが絶命した時だ








…だけど、そんなことには絶対させねぇ


Aは、俺の命に代えてでも必ず守る


薬の効果を破ってくれた時、俺はそう誓った



…他にも理由はあったりするが、それはまた今度



「あぁ、ちゃんとやるよ」



兎に角、俺はAの命を奪おうとした奴がいたら、誰であろうと牙を向ける


それが、例え鬼舞辻無惨であっても



「ほんっと、Aの言うことには逆らえねえな」





『あ！白魔、ちょっと待って！
白魔、甘いもの好きでしょう？
これプレゼント！いつも私と一緒にいてくれてありがとう』


袋を開けてみると柏餅が入っていた


「これ、俺が前食べみたいって言ってたやつじゃ、、よく覚えてたな、ありがとな」



これだから、俺はAに弱いのかもしれない



┈┈┈┈┈┈┈ ❁ ❁ ❁ ┈┈┈┈┈┈┈┈

作者から

白魔がどれ程夢主ちゃんが大事かがわかる回でした！

そして、お気に入り50人ありがとうございます！
飛び上がりました…(*^^*)

毎回間違いがないか確認していますが、万が一、誤字脱字や間違った表現があれば、コメントでご指摘していただけると、嬉しいです…！

今後も、「この命、果てるまで【鬼滅の刃】」をよろしくお願いします！



2022.02.07 コットンキャンディー

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