ポケモンのいる世界から大海賊時代の世界へ (ページ8)

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6話ページ8

「今日ほど原作の知識を持ってよかった事はない！」

エターナルポースがなければまともに、海に渡ることも出来なかった。
盗んで正解だとフタバは思った。そう思っている内に船は無事に島へと到着した。

ルカリオ「我が主、着きましたよ！」
「落ち着いてルカリオ！まず」
ルカリオ「分かってますって、まずはご飯ですよね？」
「そうだね。」

ルカリオを連れてご飯が食べれる店に行った。
勿論入ったので、メニューを見て頼むことにした。

ルカリオ「ﾓｸﾞﾓｸﾞまさか主がホウホウの技を使えるとは。知っていましたが、なるべく使わないでください！」
「心配してくれてありがとね！」

島に来るまで色んなポケモンに変身したり、ルカリオと自分の覇気の特訓をしたりした。

ルカリオ「もしも主が大変なことになったら、いつでも助けに行きますから！」
「ルカリオはいつでも頼もしいね。」

話をしていると、店内にいた客の話が耳に入ってきた。

モブ1「おいっ！聞いたか？海軍大将のゼファーの家族が海賊に襲われたらしいぞ！」
モブ2「その話なら聞いたぞ。見知らぬ旅人に助けられたんだってな！」
モブ1「そうなんだ！どうやら海軍はその家族から聞いた【黒いフードを被った女と青いコートを着ている男】てのを探しているらしい。」

その言葉を聞いたフタバは口に含んでいた食べ物を吹き出した。
「ブフッ！」
ルカリオ「大丈夫ですか？主！」
「大丈夫だよ、ルカリオ！」

それは明らかに自分たちだと分かる。タイミング良く食べ終わったルカリオを連れ、代金を支払ってすぐに店を出た。

「海軍が私達を探している！」
ルカリオ「主！俺たちはお尋ね者じゃないですよね？だって悪いこともやってないのですから。」
「私達は確かに悪いことをしていない。だけど海軍に身を置いたとしても安全が保障されるとは限らない！」
ルカリオ「じゃあ、どうするんですか？」

「私にはルカリオがいる。それに他のポケモンにもなれる！」
ルカリオ「そうです！いつでもフタバ様のお側にいますので！」

二人の絆は固い。

ルカリオ「これからどうするのですか？」
「賞金稼ぎをしつつ、力とお金を蓄えなきゃ！その中で多く人脈を得られば良い。」
ルカリオ「つまり？」

フタバは笑みを浮かべた。
「悪い海賊だけを捕まえていき、徐々にレベルを上げてお互い強くなろう！」
ルカリオ「俺とフタバ様なら怖い物なし！」

こうして二人の自由気ままな旅が始まった。