ポケモンのいる世界から大海賊時代の世界へ (ページ26)

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24話ページ26

まさか目の前にトムという凄腕がいるのに、自分に依頼してくるなんて思わなかったアイスバーグは目を丸くした。

ア「どうしてだ？トムさんがいるというのに。」
「私はどうしても貴方に船を作って貰いたいので。」
ア「………‥」

沈黙が長く続いた。しかし彼は、フタバの真っ直ぐの目を見た。

ア「どんな船が良い？」
「出来れば私とルカリオが乗れるくらいの小舟で…………･とはいっても、偉大なる航路を渡れるような頑丈で設備が整っている船が欲しいのです。」
ア「期間はどの位？」
「一年後には取りに来ます。値段は、アイスバーグさんの言い値で買います。」
ア「！？…………本気で言っているのか？」
「それくらいが妥当だと思いましてね。」

微笑むフタバに、文句も言わずに側にいる魔獣ルカリオの二人にアイスバーグは戸惑いを隠せない。だが、その依頼は本気だと言う事はハッキリしていた。そしてアイスバーグは、静かに頷いた。

ア「分かった、一年後だな。」
「うん、楽しみに待っています。」
ルカリオ「カッコいい船を期待している。」

そうして二人はロジャー海賊団の船に乗り込み、ウォーターセブンを去った。

そして二人達はありとあらゆる島を巡りに巡った。
嵐の海を進んだり、シャボンディ諸島に入り、そして海中へ。

ルカリオ「海の中は久しぶりですな、主！何か懐かしく思う。」
ロ「何だ、お前等も海中に来たことがあるのか？」
「魚人島というものはなかったのですけど、海の中にもポケモンという者がいましてね。」
ロ「ふーん………そうだったのか、因みにどんな奴なんだ？」
「タコとかペンギンとかのポケモンとかです。」
ルカリオ「それから、クジラとか……………･様々なポケモンが暮らしているのです。」
「「「「「へぇ～」」」」」
「それに私には人間に化けた人魚とかね。」
ネ「それで、わしらを見ても驚かなかったのかじゃもん。」

魚人島に迎えられ、まだ騎士だった頃のネプチューンに今案内されている。フタバとルカリオは初の魚人島だと言うのに、人間と同じように話すので周りの人魚達と魚人達は驚いていた。
その理由が理由だったので船員達も二人の行動に納得する。