ポケモンのいる世界から大海賊時代の世界へ (ページ4)

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2話ページ4

ルカリオ「我が主、こっちのご飯美味しい！」

「そうだね、ルカリオ。でもこっちの頬にご飯粒が付いてるよ。」フキ
そう言って私はルカリオにご飯粒が付いていたので、拭き取った。
ルカリオ「///‥ありがとうございます、我が主。」
何故か、ルカリオは頬が赤くなっていた。

彼女はあることに気づいた。

ルカリオ「あっそれは俺が狙っていた奴だぞ！」
子「早い者勝ちだよ！」
ルカリオ「・・・・・・」
「ルカリオ、拗ねない。」
「その代わり私の分あげるから。はいっ、あーん。」
ルカリオ「あっ、あーん。美味しいですよ我が主。」

母「何故かしら、二人は夫婦みたいだね。」
「そうですかね？」
ルカリオ「・・・・・・」プイッ

ルカリオはプイッと向いた。

「西の海、北の海、南の海、東の海…‥そして偉大なる航路。」

間違いなく此処は、私達がいた世界じゃなく、元の世界で有名だった漫画の世界。
どうやら私達は、海賊のいる世界にやって来てしまったようだ。

母「そう言えばお二人は、何処の海出身なの？」
「いやぁー私達は…‥」
ルカリオ「何だそりゃ？俺たちは、ポケモンの世界にいたんだ。」
子「ポケモンってなぁに？」
ルカリオ「ポケモンを知らないのか？ぐぇ！
「まあ、世界は広いですからね。あはは。」
ルカリオ「何をするんですか我が主！！」
「ルカリオは少し静かにして！」
母「・・・・・」

話をそらしたフタバに母は、意味深に目を細めたが決して悪意があるものではなく、すぐに優しく笑った。

母「二人は仲良しさんなのね。」
「え？まあ、私とルカリオは二人で一人ですから。」
ルカリオ「フタバ様は我がマスターなのです。だからマスターを守らなければならないのです。」
子「マスターってかっこいい！」
ルカリオ「分かる子供だな。」

楽しげな食事が終わって、流れで泊めて貰える事になったフタバはまた頭をさげた。

「食事からお風呂まで何もかも……それに泊めて貰えるなんて本当にありがとうございます。」
ルカリオ「ありがとうございます。」ペコ
ルカリオもお礼を言った。
母「良いのよ！私の息子とも遊んでくれたのだし、これくらいお礼しなきゃね。」
ルカリオ「俺の服を掴むな！」
子「待ってよー！もっと触らせて！！」
母＆自分「「コラッ！」」
「「ひっ！」」

風呂上がりだと言うのにリビングでぐるぐると回っている二人にフタバと母親が怒る。
もう寝る時間だが服は今来ている物しかなかった。これ以上、甘えるわけにはいかない。