有名な歌い手が海賊に？！ (ページ44)

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41話ページ44

志麻サイド

海賊達が戦場から背を向けた瞬間、戦場に一人の男の声が響いた。

赤「エースを解放して即退散とは、とんだ腰抜けの集じゃのう白ひげ海賊団は！船長が船長………･それも仕方ないか。白ひげは所詮………･先の時代の敗北者じゃけぇ！」

赤犬だった。
俺等が一番嫌いな奴だ。
それにアイツさっき、センラに一撃入れられて……‥流石は海軍大将と言ったところか。
原作と同じだから俺は苦々しく思う。

だけど違う点は白ひげさんと一緒に帰れるところだ。
エースもあんな安い挑発なんぞにのりやがって！
そんな俺の思いはエースには届かない。

エ「取り消せよ………･今の言葉！！」
………エース？

ク1「エース、足を止めるな！」
ク2「のるんじゃねぇ！！」
仲間の言葉がまるで聞こえないかのようにエースは、こちらを振り向かない。

エ「俺を救ってくれた人をバカにすんじゃねぇ！！」
エースはそう言って赤犬に向かっていった。
心臓が激しく波打った。
この光景は…………･
その後ろでエースを止めようとするルフィが、エースのビブルカードを拾おうとする。

この後、どうなるかは俺は………‥いや俺等は知っている。
だから俺は二人に向かって駆けだした。

そしてルフィを庇うエースの体が赤犬によって貫かれるようとした瞬間、

フ「やめんかぁぁぁぁぁ！！」

俺は行こうとしたが、フタバが赤犬にドロップキックをかました。