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「…ゾム」
「っ……わかってるわ…俺らが、頼りないのも…力不足なのも、Aが…っグルッペンの事、好きなのも」
鐘が鳴り響く
そんな中ゾムは泣きながら私に言い聞かせるように口を開いた
彼らが私を守りたいのは、私が彼らを守りたいのと同じで
傷つけたくなくて、苦しめたくなくて
笑っていて欲しくて
ゾムが私にこんな風に怒るのは初めてだった
トントンも驚いているのか、ただ黙っていて
こっちに来たコネシマ達でさえ、ゾムの言葉を静かに聞いていた
「でも…っ、少しだけでええから……頼ってや……1人で突き進まんといてや、俺らを」
「俺らを、置いて行かんといて……っ」
置いて行ったつもりはなかった
それは、私から見た世界で
彼らから見た世界の私は
置いて行ってしまったのだろうか
ゾムは掴んでいた肩から手を離し、座っている私の頭を自分の方へ寄せる
心臓の音と、ゾムの泣き声が聞こえて
思わず伸びた手が彼の背中へ回る
『…ごめん、沢山苦しめて…沢山泣かせて……沢山心配かけて…ごめん、みんな…ごめんねゾム』
「……Aは…友達で…家族やろ？沢山話して欲しい、辛い事も楽しい事も…隠さんで欲しい…」
私達の近くに寄ってきて、顔を覗き込むようにしゃがんだロボロが口を開いた
昔と比べると、みんなと話す回数も減った
住む場所も違うからか
毎時間飽きずに話していた私達が懐かしい
トントンは黙ってロボロの様子を見ていて
彼はゾムの服を軽く引っ張り
「離してやりや」と笑う
「…っ」
「ゾム、Aは居なくなったりせんよ」
ロボロの後ろからコネシマが間を割り
ゆっくりゾムから離されて、顔を上げた
その瞬間に、向こう側から走ってきた何かが私に飛びつき
私の口から『ヘブッ……！』と変な声が出た
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きー - お願いなんですが例えばグルさんがしゃべる時 gr「〜〜〜〜」みたいにその人の名前(？)を入れてほしいです。できればでよろしいのでお願いします (2020年3月18日 14時) (
レス) id: bd690c3b0a (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんひな - 続きを読むたびにドキドキしてワクワクしてます！早くgrさんが思い出してくれないかなって思ってます。更新楽しみに待ってますね！ (2020年1月13日 15時) (レス) id: 894f831fc0 (このIDを非表示/違反報告)
水晶 - 続きが気になり過ぎて、読み終わるごとに発狂してます、grさんはどういう形で思い出すのか、本当に楽しみです！更新頑張って下さい！ (2020年1月13日 14時) (レス) id: 62648964a0 (このIDを非表示/違反報告)
はちまる(プロフ) - 虎徹さん» ありがとうございます〜！彼等に幸せを見せてあげられるよう頑張ります……！これからもよろしくお願いします！ (2020年1月11日 17時) (レス) id: 1addced01b (このIDを非表示/違反報告)
はちまる(プロフ) - せりんこ。さん» コメントありがとうございます！これからgrさんもmnちゃんも活躍していくので、暖かくみまもってあげていてください〜！ (2020年1月11日 17時) (レス) id: 1addced01b (このIDを非表示/違反報告)
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