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「集まったか」


12月の初旬


外はもう冷たく、いつ初雪となってもおかしくない気温
暖房のついた生徒会室で12人が顔を合わせて会議をしていた



開始予定時間に始まる訳もなく、15時集合を大幅に過ぎ現在16時30分
最後に部屋に到着したコネシマは、未だにゲラゲラ笑いながら話を聞いていた


騒がしかった室内をトントンが静かにさせ、ようやくグルッペンが仕切り始めたといったところ



期末テストまで残り2週間程

中にはテスト勉強をさせろと声をあげる者もいたが、グルッペンがそれを許さなかった


個々の机の上に置かれた書類


そこに書かれていたのは、とある人物達の名前だった




「…な、なぁグルさん……なんなんコレ？」




先程まで騒がしかったコネシマが目の前の書類に目を通し、あまりいい顔をしないまま手を上げる


それもそうだ、紙に書かれていた名前は10名前後の男女
成績優秀、スポーツ万能、容姿の良い人間…



何かしら優秀な項目がある者の名前が書かれた紙




「…この紙に書かれた者達を、冬休みに開催するパーティーに招待しようと思う」



「っはぁ！？ほ、ほんまに言ってん！？」




グルッペンの言葉にその場にいた者達は過激に反応したが、彼は満足そうに口元を緩めた

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