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「シャオロンの指名ならいいじゃない」
『シャオロンじゃないから困ってんのよ』
卯月の会話をしながら歩く夕方の廊下
クラスには人が大勢いて
その中で相変わらず皆に囲まれ笑顔を振りまく楓ちゃん
私達も中へ入れば皆から声を掛けられた
「Aちゃん凄いね、どうやって知り合ったの？」
「もしかして学力とかの問題なのかな？」
「卯月ちゃんと楓ちゃんは何となくわかってたけど……Aちゃん知り合いとかいたりするの？」
とりあえず笑顔を出して質問から逃れるように卯月の席の前に行き私は少し息をつく
黒板に書かれた花火の時間を見てから頭を抱えた
本当に誰なんだ
ふと頭に浮かぶのはグルッペン
昨日の件で言いたいことがあるのか
考えれば考えるだけ頭が重い
あの中のメンバーで実際記憶があるのはシャオロンだけ
関わったのはコネシマとショッピくらいか
グルッペンは関わったと言うよりは声を聞いただけだし
あの後残った私達は先生達に紙を渡された
その紙に場所が指定してあり各自向かう事になっている
花火の時間まであと1時間近く
卯月が携帯を見てから私の方に顔を向けて
「逃げるのもありだと思うよ」と呟いた
『逃げはしないけど…』
「因みに、貸切場所は他の奴らにバレると大変らしいから気をつけなよ…まぁ校内は立ち入り禁止になるみたいだけどね」
『卯月はシャオロンだとして…私は誰よ』
「そんなの行かなきゃわからないでしょ？てかA、髪の毛直したのに…」
『え、凄いことになってる？別にいいけど』
「…まぁアンタがいいならいいんじゃない？」
ソワソワするこの気持ちを抑える為にガタンと席を立ち私は教室を出た
ダメだ
あと30分以上も待てん
卯月が私を呼ぶ声すら無視をして階段の踊り場で腰を下ろし目を閉じる
何をそんなに私はビビっているのか
ふぅ…と息をついて顔を上げると目の前にシャオロンがいて
『何でここに』
「深刻そうな顔したAが見えたから」
『…女子にバレたら最悪なんだけど』
「もうこの際バラそうや、俺らの仲」
『何言ってんだ…って言うかシャオちゃん本当に知らないの？昨日げどちゃん達なんか知ってる雰囲気だったけど』
「俺はホンマに知らん、むしろお前を指名しようと思ってたんやけど怒られそうやったから卯月に変えたわ」
素直な彼は辺りを確認して私の横に座ると、カーディガンを脱いで私の膝にかけてから
「パンツ見える」と言ってきたので無言で腰に巻いた
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フューラー - ペチュニアってブラジルの言葉では《たばこ》って言う意味…エモエモやん (2020年5月16日 19時) (
レス) id: 141378911c (このIDを非表示/違反報告)
落ち葉 - お願いします! (2019年12月1日 19時) (レス) id: cde8734165 (このIDを非表示/違反報告)
はちまる(プロフ) - 落ち葉さん» コメントありがとうございます！全員パターンも考えていますがとりあえず完結を目標に目指してきたいとおもっておりますので、ご了承ください！よろしくお願いします！ (2019年12月1日 19時) (レス) id: 1addced01b (このIDを非表示/違反報告)
落ち葉 - オチが未定なのでしたら、全員のパターンを作ってくれないですか? (2019年12月1日 15時) (レス) id: cde8734165 (このIDを非表示/違反報告)
はちまる(プロフ) - aityandao824さん» コメントありがとうございます、本日中に作成するのでもう少しお待ちください！よろしくお願いします！ (2019年12月1日 9時) (レス) id: 1addced01b (このIDを非表示/違反報告)
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