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「A、明日何時まで残る？」
『作業終わるまでは残るつもり』
「私部活あってさ待っててよ」
帰宅途中
最近まで部活を休んでいた卯月が一昨日から再稼働し始めた
元彼との関係上凄い気まずいらしいが、彼女曰くスポーツに罪はないとの事
すっかり日も暮れて、ぼんやりと2人で歩いていれば
「卯月先輩」
と聞き慣れた声がして
聞き慣れた声
まぁ声なんてみんな同じようなもんだ
大丈夫、なんてことないさ
そんなことを思っていると、卯月が振り返り
「おー、チーノ」と言った途端
私は振り返ってはいけないと身を固めた
「今帰りですか？俺も一緒に帰ってもええですか！」
「はー？あんた生徒会じゃん嫌ですー」
「ええ！そんなこと言わんといて下さいよ！ね！ほらほらー…って、お友達です？」
相変わらず人の懐にはいるのが上手い男だ
いつの間に彼は私の目の前にいる
いつ見ても眩しい水色の髪
瓶底メガネの奥から見えるオレンジ色の目がキラキラしていて
私の顔を見て人懐っこい笑顔を見せチーノと呼ばれる男は、私の後輩にあたりショッピと同期だ
そして彼はとても口が上手い
私はよく言いくるめられていた
謎に良く騙されていた
何回麺つゆを飲んだことか
何回チーノに
「Aさん、紅茶入れてきました！特注なんで匂い変わってますけど……！」
とニヤニヤした笑顔で差し出された麺つゆ(暖かい)を飲んで吹き出したことか
まぁ！？間違える私も私だよね！！！！
というか、なんで卯月ってこう…関係持ってんの？
「自分チーノっていうんやけど…」
『…Aです』
「へぇ！ええ名前ですね！先輩のお友達って事は…もしかしてシャオさんの「わー、ちょっとチーノ、あんた言い過ぎ」あは、ダメでした？」
チーノの口を抑えた卯月が気にするな！
と背中を叩いたが気になり過ぎる
後でシャオロンに聞き出そう
チーノは私の顔を見て「普通っすね！」と笑った
前世と全く同じ回答に私は思わず頬が引つる
こいつ…
今でも鮮明に覚えている
初めて入ってきた頃、トントンの隣に立ってて自己紹介をしたあの時
「鬼の女幹部って聞いてたんやけど…なんや顔普通やな」
あの感想と丸々一緒じゃねえか……
前世では最終的に懐いてはくれた方だと思いたい
私常に騙され続けてたけどな？
鬱先生に続く詐欺師だよあんたは…
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違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りん - 私、この話読んでるときときどき泣いてました。そして100話！凄いですね (2020年3月11日 9時) (
レス) id: 2cbf0b2098 (このIDを非表示/違反報告)
茜(プロフ) - はちまるさん» 返信ありがとうございます。解釈があってるのか確認できて良かったです。作品大変面白かったです！更新楽しみにしてます (2019年12月24日 0時) (レス) id: d2182e9bad (このIDを非表示/違反報告)
はちまる(プロフ) - 茜さん» コメントありがとうございます、そうです。変換されてないとの報告を受けまして今修正しました、読みにくくて申し訳ありません……これからもよろしくお願いします (2019年12月23日 23時) (レス) id: 1addced01b (このIDを非表示/違反報告)
はちまる(プロフ) - ゆうさん» 私事ですが占ツク初心者でして自身のミスであれば直したいのですが、(友人)(美女)等の表記につきましては、携帯の方では通常に表示されていると思うのですが明日以降も続くようであれば問い合わせをしたいと思っておりますので申し訳ありませんが暫くお待ち下さい (2019年11月26日 0時) (レス) id: 1addced01b (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 色んな所で名前変換されてないのはバグでしょうか？ (2019年11月25日 23時) (レス) id: d5b9dc2666 (このIDを非表示/違反報告)
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