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う"ぇ"っという声がして
ゲホゲホと咳き込むシャオロンを見ながら私はゆっくり口を開いた
『私が…シャオロンを、傷つけてるのなら…もう近づかないし、卯月にも関わらない…そうしたら「そんなんしたら、もっと不安になる…そうでしょう？私もそうでしたから」……』
「シャオロンさん、貴方は今記憶を取り戻そうとしてます、逃げたくなる気持ちだってわかる……でも」
「逃げたくても逃げられへん…頭ん中ぐちゃぐちゃで、授業すらまともに受けられんし気がついたらお前のあの顔が浮かぶんや…」
シャオロンが落ち着いたのか私の方を向いて、涙ぐんだ目が私を見つめた
ユラユラ揺れる黄色の目
エーミールがシャオロンの隣にしゃがみ手を差し伸べる
「シャオロンさん、少しお話しましょう…3人ではなくてロボロさんやひとらんさん他の方達と…私も聞きたい事がまだあるんです」
『…』
「お前は、俺と話したいって思うか？」
『……うん…』
顔色の悪いシャオロンはエーミールの手を掴みゆっくり立ち上がった
と、そこへ
「あかん漏れる……！！！ってはぁ！？な、なんで女子がおんねん！？」
『っうぉー！？』
「シッマ脱ぎながら入ってくるなや」
パンツでトイレに駆け込んできたコネシマに私は慌てて出て行く
なんであいつパンツでトイレまで来てんだよなんて感想は置いておき
なにやらトイレ内で騒ぐコネシマ達の声が耳に入った
その声が楽しそうで、私が居た時の雰囲気とは全く違う
それが何となく心寂しくて苦しい
私がこの学校に来る前は…こんなのが続いていたのだろうか
私が、この学校に来てから
皆は苦しんでいるのではないか？
私が
『私が、この学校に…来なきゃよかったのか』
「……誰も、そんな事言ってへんよ」
ボソリと呟いた言葉は誰かに聞こえていたようで
隣を見るとエーミールがいて
彼は私の頭を撫で
「そんな寂しい事言わんといて」と眉を下げて笑った
『ごめん、弱気になった』
「変わらないって思ってたんけど…Aちゃんは弱くなった気がするわ」
『…うん、だよね私もそう思う』
「勿論良い意味でも悪い意味でもな」
「何イチャついとんねん、はよ行くで」
トイレからシャオロンが出てきて、私は先歩く2人の1歩後ろに歩く
何やら話をしているがあそこに飛び込む勇気はなくて
ぼんやりと外を見ながら歩けば携帯の鳴る音
私はすぐに通話に出た
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りん - 私、この話読んでるときときどき泣いてました。そして100話！凄いですね (2020年3月11日 9時) (
レス) id: 2cbf0b2098 (このIDを非表示/違反報告)
茜(プロフ) - はちまるさん» 返信ありがとうございます。解釈があってるのか確認できて良かったです。作品大変面白かったです！更新楽しみにしてます (2019年12月24日 0時) (レス) id: d2182e9bad (このIDを非表示/違反報告)
はちまる(プロフ) - 茜さん» コメントありがとうございます、そうです。変換されてないとの報告を受けまして今修正しました、読みにくくて申し訳ありません……これからもよろしくお願いします (2019年12月23日 23時) (レス) id: 1addced01b (このIDを非表示/違反報告)
はちまる(プロフ) - ゆうさん» 私事ですが占ツク初心者でして自身のミスであれば直したいのですが、(友人)(美女)等の表記につきましては、携帯の方では通常に表示されていると思うのですが明日以降も続くようであれば問い合わせをしたいと思っておりますので申し訳ありませんが暫くお待ち下さい (2019年11月26日 0時) (レス) id: 1addced01b (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 色んな所で名前変換されてないのはバグでしょうか？ (2019年11月25日 23時) (レス) id: d5b9dc2666 (このIDを非表示/違反報告)
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