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『…っロボロ、ごめん…っごめん…、私…』
「っ"〜！！！！！」
彼はもがき苦しむ
ダメだ、もう、やめて……
そう願った先
ガンッと扉の開く音、それから私の名前を叫ぶ声
ロボロの頭が私の方に頭突きする形で飛んで来て
それを受け止める
ガチンッと頭同士がぶつかった音
私は声にならない悲鳴で自分の頭を押さえる
ロボロを確認すると、目を瞑り涙を流し肩で呼吸をしながら唸る姿
『ぺ、ペ神！！！ここ！！にいる！！！』
「っここか！！！！」
「Aっ！」
「ロボロ、ヤバいな体力の消耗が凄い」
「A立てる？って…ロボロが掴んでんのか」
扉が開き、現れたのはやはり3人で
ひとらんが顔色を変え私に駆け寄り、しんぺい神と兄さんがロボロを運ぼうとしたが彼の手は未だに私のことを掴んでいて
「Aも行くよ」と優しい声で話しかけられ頷く事しか出来なかった
私は、失敗してしまったのだ
彼等をまた泣かせてしまった
保健室に寄り、毛布でロボロを巻き氷で頭を冷やしながら兄さんの車へ
兄さんの家に行く事になり、ロボロが私を離さないので大人しく着いていく
しんぺい神は暴れた図書室を掃除して見回りしてから来るようで
私の隣にはロボロ
ロボロがまた暴れた時ようにひとらんがその隣へ
運転席に兄さんが座る形になった
沈黙の車の中、兄さんが「A」と声を掛けてきたので思わず肩をビクつかせる
『ごっ…ごめんなさい…ごめ…ごめんなさいっ……』
「ちゃうよ、謝ってほしいんやないよ…」
『ごめん、なさい…』
「…お家ついたら、色々話そうか…ロボロの事も」
『…っ』
ロボロの顔は真っ青で、私の方に頭を預けては唸り歯を食いしばっている
私の腕を掴む手の力が段々と弱まるのが不安を仰いだ
車が大きなマンションの前に着いた
兄さんが車を停めて私の方の扉を開ける
出ようとするがロボロが薄ら目を開け
「どこいくねん…」と言うのでどう返そうか戸惑っていれば、兄さんがロボロの脇に手を入れ車から引っ張り出した
「ロボロ、ほらAもおるから安心し…手放して」
「…っ…」
スっと手を離してくれて、兄さんが私に何かを差し出す
「ひとらんと先部屋入ってて鍵これ」
『うん』
預かった鍵を手にして前を歩くひとらんの後ろをついて行った
エレベーターの中に行き、ひとらんと静かに目的地まで
私の顔を見たひとらんが
「おでこ真っ赤じゃん…大丈夫？」と心配そうに頭に手を乗せた
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はちまる(プロフ) - とりかきさん» コメントありがとうございます、そう言って貰えると書いてる人間としては本当に力になります……！最終回までどんどん更新していくので付いてきて頂ければ幸いです、これからもよろしくお願い致します！ (2019年11月19日 21時) (
レス) id: 1addced01b (このIDを非表示/違反報告)
はちまる(プロフ) - 暁月姫さん» コメントありがとうございます！これからもどんどん更新していくので次回作もよろしくお願いします！ (2019年11月19日 21時) (レス) id: 1addced01b (このIDを非表示/違反報告)
とりかき - とても楽しく読ませていただきました！初めて夢小説にこんなに引き込まれました。感動しました！話の書き方とか、キャラの個性が出ていてとても読みやすかったです。最終回まで付いて行きますので更新無理せず頑張ってください。応援してます。 (2019年11月19日 21時) (レス) id: c7e9d6ff93 (このIDを非表示/違反報告)
暁月姫(プロフ) - 50話おめでとうございます！！この引っ張っていく？どうなるの！？どうするの！？って感じの書き方がとても好きです！これからも応援してます！ (2019年11月19日 20時) (レス) id: a049619d12 (このIDを非表示/違反報告)
はちまる(プロフ) - まふゆさん» コメントありがとうございます！凄く励みになります……これからも作品共々よろしくお願いします！ (2019年11月19日 20時) (レス) id: 1addced01b (このIDを非表示/違反報告)
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