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テストまで残り1ヶ月を切る
私はというとこう見えても真面目子なわけで
補習を受けに行くつもりで17時までここにいるひとらんと時間を潰していた
たったの30分だが人が来ない裏庭は私の秘密基地のようで、何より心の拠り所
携帯を開いて卯月の先に帰るね！
というメールに軽く返信して階段を上った
ぼんやりと考え事をしながらノートと教科書の入った鞄をブラブラさせていれば、階段の角から急に出てきたロボロに反射で『あ』と言ってしまい
彼は私を見て笑顔になる
「あ、Aちゃんや」
『ロボロくんも補習？』
「ううん、ちゃうよこれからこれいじりに行くねん」
これ。と指すものは多分彼の手にある機械
小さい部品と何やらよく分からないが、インカムだろうか
ロボロは箱にそれらの入ったものを見せてくれる
これがどうなるのか、すっごく気になるが兄さんに言われた言葉を頭から引っ張り出し我慢
人が横を通り私をジロジロ見てくる
そういえばこいつも生徒会だ…早く逃げようか……
と思っていれば、ロボロが何か言いたそうにしているのに気がついた
『ど、どうかした？』
「えっ……？あー…あのさ、Aちゃん…もし良かったら、良かったらでええんよ……これ、一緒にいじらん？」
『えっ』
ロボロは顔を赤くしながらも私の様子を伺う
人の目はなくなったものの、これはどうするべきか……補習と機械いじりを天秤に測るなら確実に後者を選ぶ
が、彼には記憶が無い
もし不慮の事故があったとして、彼を苦しめる大きな原因は私でしかない
兄さんは無理に思い出させるなと私に言った…
目の前のロボロは心做しか、顔についてる紙の奥の目がうるうるしているように感じる
『えっと』
「あ…補習なんやったっけ！あんまり無理せんでいいよ、俺も急やったし…ほら、テスト前やから！ね！」
そんなことを言いつつも彼のオーラは明らかに残念そうだ
元々私はロボロやゾム…チーノやショッピのこの顔やこの様子には弱いんだよ……！！
こうなったら掛けるしかねえ、なるべく記憶には触れず無事に終わらせてやる！！
『いいよ、補習って言っても得意な方の教科だし…むしろロボロくん私がいていいの？邪魔じゃない？』
「ほんま！？って邪魔なんてそんなわけないやん！むしろ嬉しいわ！！」
あぁ、彼の後ろからしっぽが見えそうだ
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はちまる(プロフ) - とりかきさん» コメントありがとうございます、そう言って貰えると書いてる人間としては本当に力になります……！最終回までどんどん更新していくので付いてきて頂ければ幸いです、これからもよろしくお願い致します！ (2019年11月19日 21時) (
レス) id: 1addced01b (このIDを非表示/違反報告)
はちまる(プロフ) - 暁月姫さん» コメントありがとうございます！これからもどんどん更新していくので次回作もよろしくお願いします！ (2019年11月19日 21時) (レス) id: 1addced01b (このIDを非表示/違反報告)
とりかき - とても楽しく読ませていただきました！初めて夢小説にこんなに引き込まれました。感動しました！話の書き方とか、キャラの個性が出ていてとても読みやすかったです。最終回まで付いて行きますので更新無理せず頑張ってください。応援してます。 (2019年11月19日 21時) (レス) id: c7e9d6ff93 (このIDを非表示/違反報告)
暁月姫(プロフ) - 50話おめでとうございます！！この引っ張っていく？どうなるの！？どうするの！？って感じの書き方がとても好きです！これからも応援してます！ (2019年11月19日 20時) (レス) id: a049619d12 (このIDを非表示/違反報告)
はちまる(プロフ) - まふゆさん» コメントありがとうございます！凄く励みになります……これからも作品共々よろしくお願いします！ (2019年11月19日 20時) (レス) id: 1addced01b (このIDを非表示/違反報告)
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