友人と私2 ページ4
教室についたら何やら騒がしい
ザワザワする室内に、私と遥は首を傾げ席に着いた
カバンを机に置いて隣の席の子に何があったか聞けば盗難があったとの事
『盗難？うちのクラス？』
「いいえ、違うみたい…それが生徒会室に置いてあった物らしくて…鍵も開けられてお高いもの全て無くなっていたらしいわ」
隣の席の子は不安そうな顔をしている
盗難なんてうちの学校設備だけには自信があるって聞いたけど…
そんな事よりお高いものって言った？
『……お高いもの…？たと、たとえば、なんか勲章みたいな…？』
「さすがAさん、感がいいわね…生徒会長…いえグルッペン様がたいそう大切にしていた物との事よ」
私見たの、変な人がうちの校舎に入っていくとこ！と訴える女の声に私はピタリと動きを停めた
変な人と言えば…と遥がボヤき、私は思わず遥の口を塞ぐ
思い当たる節があるというかもうこれなのでは無いか、ポケットに入っている物
朝ぶつかった人間は明らかに変な人だった
『あ、トイレに行こう！ね、ね！！！』
「へ？だってもう朝礼が…」
『先生！私お腹痛くて！いててててて！保健委員会の遥さんとトイレに…ほ、保健室に行ってきます！』
「私保健委員じゃない…」
そんな事言っている彼女を引きずり、慌てて空き部屋に
不思議そうな顔をしているが構わず肩に手を置いて顔を見つめた
『この宝石、なんだと思う』
「それは、朝ぶつかってしまった人の落し物よね？」
『いや、そう、そうなんだけどね！？違くて、これもしかして生徒会長の…』
「…ぐ、グルッペン様の…！？Aちゃん盗んでしまったの？」
『ち、ちがっ、なんで遥こんなに馬鹿なの！？』
空き部屋で小声になりつつもポケットから出した宝石を見つめる
…私達が届けて犯人扱いさたらどうする？
そんな事されたら私はともかく遥は退学になってしまう、それだけはごめんだ
彼女には幸せな家庭があり幸せな人生がある
私はとうにそれを諦めてはいるが彼女は関係ない
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佐野月糸吉(プロフ) - タケシマさんで見事にツボりました… 好きです(告白) 無理の無い程度に更新頑張ってください…！楽しみにお待ちしてます…！ (2019年12月24日 22時) (
レス) id: eef49064ac (このIDを非表示/違反報告)
もっち(プロフ) - あとちょうど目次見たときの上のプロローグ？のグルさんのセリフっぽいの出てきましたね。このセリフが気になり見たと言っても過言ではない、、、！いや、過言です。本当は、モブになりたい系好きなんで題名見て飛んできました。 (2019年12月24日 12時) (レス) id: 634ca2a9ef (このIDを非表示/違反報告)
もっち(プロフ) - ん？はえー。が流行ってるのかな？じゃ私も←。はえー、神作ですわー。気になってるんで毎日チェックしてます。当たり前ですけど。当たり前ですけど。(大事なので二回言った)これからも楽しみにしてますぅ〜。 (2019年12月24日 12時) (レス) id: 634ca2a9ef (このIDを非表示/違反報告)
シリコン - 好きです！更新頑張ってください！！ (2019年12月22日 13時) (レス) id: 4d8dbc5322 (このIDを非表示/違反報告)
ユラ - 面白いです！更新頑張ってください！ (2019年12月19日 23時) (レス) id: 079e7f03da (このIDを非表示/違反報告)
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