５話 ページ11
Severus snape side
僕は一体、どうしたのだろうか。
何故彼があの男と付き合っていないと聞いただけで、こんなにも安心するのか。
何故関わりもないあの男に苛立っているのか。
自分の感情が、理解出来ない。
「セブルス、どうしたんだい？」
「っ…な、何だ」
「いや、そのページのまま動かなくなったから、心配になって。
邪魔したのならごめんね。」
「…いや、大丈夫だ。少し疲れているのかもしれない」
「そう。じゃあ今日は早く休んだほうがいいかもね」
「そうだな。この本は明日読むことにしよう。」
「そうだ、リリーと何か進展あった？一緒に行ったんでしょ？」
「…いや。途中でポッターに邪魔された。」
「また！？やっぱり僕がついているべきだったか…？いや、でも…」
ぶつぶつと、考えている事が口に出ているようだが、小さすぎて僕には聞こえない。
「リリーは、君とも一緒に勉強したいと言っていた。別に嫌なら断って構わないが」
「え、僕と？…嬉しいけど、遠慮しておくよ。
君と彼女がいい雰囲気になったとき、僕がいたら邪魔だろう？」
「邪魔とはなんだ。リリーも僕も、君を邪魔だと感じたことは一度もない。そう思っていると思われていたことが心外だ」
「え、ご…ごめん？」
「何故疑問形なんだ。謝るくらいなら次からは一緒にこい。」
「わ、分かった。じゃあ、次からは加わらせて貰うよ」
嬉しそうに、でも少し悲しみを帯びた瞳で、僕を見据える。
「それじゃあ、おやすみ。セブルス」
「……あぁ」
本を机に置いて、そのまま眠りについた。
続く (更新停止中)
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たまち - 面白い！更新待ってます！! (2020年5月7日 2時) (
レス) id: 2384b40b81 (このIDを非表示/違反報告)
ノルシャ(プロフ) - 更新楽しみに待っています！！ (2019年2月9日 9時) (レス) id: b860529f0f (このIDを非表示/違反報告)
りお(プロフ) - 夜月 零夜さん» ありがとうございます！更新頑張りますね！！ (2018年11月12日 21時) (レス) id: 9785c0b503 (このIDを非表示/違反報告)
夜月 零夜 - 面白いです！続きが楽しみです！更新頑張ってくださいね！！ (2018年11月12日 21時) (レス) id: 4eecf6d1f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りお | 作成日時：2018年6月2日 21時
