ちびな男子 に

ごじゅうさん　リク ページ6

重岡side



濱ちゃんが何か挙動不審に仕事をめっちゃ巻きで終わらせとって。



正直わけ分からへん。



濱田「はよ、はよ。」



もう、アカンわこの人。



中間「忘れ物無いね？流星。」



藤井「無いって。……あ、俺のスマホどこ？」



桐山「ポケットに入ってるのは何や？」



藤井「……あ。」



小瀧「もうマネージャーさん来たって。」



騒がしく車に乗って、あっという間にシェアハウスに。



特に大きな声とかが聞こえてるわけやないからその辺はええか。



ガチャ



なにわ「お帰りー！」



神山「うわ、みんなちゃんといい子出来た？」



藤原「うん！」



なんか、甘い匂いがする。



重岡「お菓子でも作ったん？」



正門「あ、はい。ほら、渡すんでしょ？」



西畑「うん。」



みんなリビングに引っ込んで、何かを持ってきた。



大橋「シゲ、いつもありがとぉ！」



重岡「クッキー？」



大橋「みんなで作ってん！」



重岡「そうなん？」



何か書いてある。開ければ分かりそうなんやけど、みんな開けてへんから待ってみる。



末澤「じゃあ、俺らはもう帰るんで。」



中間「あ、ありがとうね。」



正門「いえいえ。」



重岡「そういや、何で濱ちゃんは挙動不審になってたん？」



Aぇのことなんかな、って思ったから聞いてみた。



濱田「なんか、正門がえらい不憫になってる動画が送られてきてん。」



動画？何のこと？



濱田「あ、それは俺個人に送られてきてん。それがあって、早く帰った方がええんかなって。」



なるほど、そんなことがあったんや。



正門「あ、でも全然大丈夫なんで。」



桐山「ほんま？」



まぁ、彼が大丈夫って言うてるからええか。



小島「じゃあ、ほなな！」



Aぇが帰って、みんなでリビングに入る。



クッキーには俺らの顔が書いてあって。



重岡「うわ、上手やん。」



大橋「そぉ？頑張ってん！」



重岡「でも、何でクッキー？」



道枝「みんなに、ありがとうしたかった！」



あぁ、もういい子過ぎるやろ。



大橋「シゲ？」



重岡「めっちゃ嬉しいわ。ありがとうな。」



大橋「ううん！いつもありがとう！」



俺らが居なくても、ちゃんと支えてくれる大人が居れば大丈夫やなって今回学んだ。



小瀧「ありがとっ。」



何か泣いてる奴が居るのはとりあえず無視でもしておこうか。



end

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