ちびな男子

ろく ページ8

桐山side



なんとかシェアハウスに着いて、車を降りると何やら元気そうな子たちが3人くらい。ぜったい振り分けミスったよな？



中間「あれ、丈たち寝てもうたんか。しゃあないか。入ろ。」



まぁ3人が騒いでるから徐々に起きてく訳で、リビングに着くころにはみんなお目覚め。ちょっとぐずっちゃってる子も居るけど寝起きやからな。



神山「丈、ほら、新しいお家やで？広いなぁ。」



藤原「ん、広ぃ。」



長尾「みっちー、一緒行こ！」



桐山「おぉ、ちょいと待ってな。」



優しくみっちーを降ろしてやると、仲良く手繋いじゃって。平和すぎやろ。



ま、そんな感じでバカ広いリビングの奥には個別の部屋が。



中間「うわ、全員分あるやん。」



重岡「さすがに1人にするわけにはいかんからこのペアで相部屋でええんちゃう？」



えーよ、というみんなの返事を聞いて、場所決めじゃんけん。



結果、奥から神ちゃん丈ペア、シゲ大橋ペア、望大吾ペア、W流星ペア、俺みっちーペア、淳太長尾ペア、崇裕恭平ペアになった。



西畑「りゅうちぇ、部屋隣やね！」



大西「うん、そやね。」



長尾「みっちー、隣！」



道枝「うん。」



大橋「丈く、ってもうおらん！？｣



なんてバタバタしながらも部屋の片づけをすることに。俺もみっちーもそんなに荷物が多い方やないからすぐに終わった。



桐山「おーい！何か昼飯食いたいのあるぅ？」



シーン。え、反応無いとか悲しい。おっちゃん泣いちゃうで？



道枝「ん、照史くんのチャーハン、食べたい。」



桐山「そうなん？ほな、チャーハン作ろか。お買い物一緒に来る？」



道枝「うん！行く！」



近くにスーパーあるらしいからそこ行こうか。



道枝「いってきまぁす！」



まぁLINEに入れてあるから大丈夫やろ。



道枝「……手。」



桐山「繋ぐか。」



俺に子供出来たらこうなるんかな？なんか、幸せやな。



道枝「照史く、こあくない？」



桐山「まぁ、俺が小さくなったわけやないから多分お前らほどちゃうかな。けど、可愛い後輩たちが大変なことになっとるからな、多少は怖いけど、でもそれを上回るほどの楽しみとか、可愛さがあるからなぁ。」



道枝「俺もね、最初はこあかった。けどね、みんな居るから、安心！」



語彙力と口調が合ってへんけど本音を聞けて良かったなぁって思ったわ。

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