ちびな男子

にじゅうなな ページ29

中間side



事務所から、なにわにインフルのワクチンを打ってもらってこい、という事でオフをもらった。



中間「と、いうわけで作戦を練ります。」



ちび達が寝た後の作戦会議。



桐山「注射って言うたら絶対部屋から出ないやろうな。終わったらどっか遊ぶ？」



小瀧「でも、注射の後はあんまり動かん方がええんちゃう？」



でも、なんとかして注射を打ってもらわんと。



神山「おもちゃ、買ってやろ。ほんなら頑張れるやろうし、そんなに動かんでもええし、外に出れる。そこでクリスマスに欲しいもんでも聞けばええ。」



中間「そうかぁ。ほな、手分けして行きたいんやけど、俺と照史とシゲと流星、神ちゃんと濱ちゃんと小瀧な。」



WEST-中間「了解！」



そして今日。



中間「謙杜？起きや？」



長尾「んぅ。抱っこぉ。」



中間「はい、よいしょっと。」



そのままリビングに行って、神ちゃんの手伝い。



神山「ご飯食べる時に言お。」



中間「せやな。」



他のメンバーたちも起きてきて、朝ごはん。



全員「いただきます！」



桐山「あ、今日お買い物行くで？」



道枝「お買い物？行く！」



長尾「やったぁ！」



なんか、純粋過ぎて騙してるのがとても申し訳なくなるわ。



神山「丈？」



藤原「ほんまに、買い物？」



神山「そやで？」



大橋「……。」



あれ？兄組の方は勘づいちゃったんかな？



大西「大ちゃん、お買い物嫌？」



西畑「え？だ、大好き！でもりゅちぇの方が好きぃ。」



全員「ごちそうさまでした！」



桐山「お皿はお水に浸けてな？」



道枝「あい！」



いつもみたいに片付けて、お着替え。



中間「謙杜、これ着てくれへん？」



長尾「半袖？寒いよ？」



中間「ん？これと合わせたらカッコええかなって思ってん。」



長尾「…ほんまや！着る！」



ちょっと不自然やったかもやけど半袖を着せるのは出来たな。俺らも打つから半袖。



中間「よし、じゃあ向こう行こか。」



リビングでテレビを見せてる間に保険証もろもろカバンに入れる。



そしたら既にご機嫌斜めな兄組登場。



中間「謙杜とテレビ見とき？」



兄組「…ぁぃ。」



あら、お返事が小さいこと。



少ししたら他の子たちも来て。



道枝「丈くん？」



大西「大ちゃん？」



高橋「和くん？」



完全に買い物行きたくないって思われとるな。

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