ちびな男子

よんじゅうよん ページ47

昼寝タイムが終わって、みんながソロソロと起きてきて。



道枝「こぉじく……。」



なんか可愛い子に呼ばれたんで行きます。



向井「あ、みっちー起きた？」



道枝「ん。起きたら康二くん居なかった……。」



向井「あぁ、ごめんなぁ？」



道枝「ぎゅ……。」



抱っこしてやると安心したように俺に抱き着いてきた。



目黒「あ、みっちー起きた？」



道枝「うん！」



もうちゃんと目が覚めたみたいで、ニコニコお話しとる。



道枝「高い高いしてぇ？」



向井「それならめめにしてもらい？」



一応大人の時の記憶もあるらしいんやけど、やっぱり子供っぽい事考えるんやな。



道枝「やって？」



目黒「うん、良いよ。」



めめに高い高いされてキャッキャ喜んでるみっちーは完全に子供でしかなくて。



向井「撮っとこ。」



カメラに収めてまた眺めて。



藤原「神ちゃんたち、いつ？」



阿部「え？まだかかるんじゃない？」



それを聞いた丈は分かりやすく落ち込んで。



意外と一番甘えんぼさんなのは丈なんやなって。



道枝「丈くんね、神ちゃん大好きなの。」



向井「あ、そうなん？」



道枝「うん。いつもね、ぎゅしてるんだぁ。」



向井「そぉかぁ。じゃあ今寂しいんか。」



道枝「丈くんとこ行く。」



トコトコ歩いて行って、みっちーが隣に座ると、首だけが反応して。



藤原「みっちー？」



道枝「早くあっくんたち帰って来るかなぁ？」



藤原「でも、リハは、いっぱい時間かかるもん……。」



道枝「じゃあ、僕たちもリハやろ？」



藤原「何の？」



道枝「……初心LOVE？」



向井「何で疑問形？」



道枝「でもさ！いつでも踊れるようにしようよ。」



ということでみんな集まってYouTube見ながら振り付け確認して。その姿は踊ってみたやってる子よりもプロやん。



深澤「なんか、すごいね。」



体が小さくなったのに今までと変わらん風に踊れんのすごいよな。俺小さくなったことないから分からんけど。



岩本「あ、これこっちの方が良いんじゃない？」



照兄が本格的に指導し始めて。なんか熱血。



阿部「これ、こっちのリハの方が長くなりそうだよね。体力が持てばだけど。」



向井「あぁ、ここには丈とか大吾がおるし、何とかストッパーになってくれるやろ。」



って期待してたけどやっぱりアカンかった。

よんじゅうご→←よんじゅうさん

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す