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大西side
ショッピングセンター行ってからはみんなすごく忙しくて、滅多に7人が集まれへんくなった。丈くんも丈くんで忙しそう。
西畑「流星お帰り。ご飯は冷蔵庫に入れてあるからチンして食べ？大ちゃん行ってくるわ。」
大西「分かった。行ってらっしゃい。」
こうやって、すれ違いの毎日。ちょっと寂しいなって思う反面、みんなが活躍出来てることが嬉しかった。
そういや、丈くんもそろそろ帰ってくるんやっけ？
あ、スケジュール的にもそうやな、なんて思いながら2人分のご飯をチンしようとしたんやけど、ポケットから電話の着信に気づいて一旦置いた。最近来たばかりの若いマネージャーさんから。
大西「もしもし、大西です。」
(マネ「もしもし、マネージャーです。すいません、大西さんはまだお家にいらっしゃいますか？」)
大西「あ、はい。」
(マネ「藤原さんが高熱を出されて、今から病院に向かいたいんですが、保険証が無くて。なので、お家に向かいますので、一緒に来てもらえませんか？」)
大西「ね、熱？…分かりました。すぐ来てください。」
危ない、まだ部屋着に着替えてへんくて良かった。
お昼ごはんを冷蔵庫に戻して、丈くんの保険証を持って、俺の荷物も持って。玄関口でマネージャーさんを待つ。
あ、あれだ。
乗り込んで、病院に。
マネ「ほんとすいません。」
大西「いえいえ。あ、どこの病院に行くつもりですか？」
マネ「えと、さっき医務室で少し診てもらったんですけど、肺炎の可能性があるらしいので翔北に向かってます。」
大西「分かりました。」
肺炎かもしれへんって、なんで拗らせたんよ。って言いたくなるけど、多忙やったからやろうな。ストレスとか、疲れとかあるんやろうし。
しばらくして、翔北に到着。ヘロヘロの丈くんを2人がかりで車イスに乗せて、既に連絡してある緊急外来に。
医師「藤原さん、分かりますか？」
藤原「っあ、藍沢、せんせ。」
藍沢「意識はあるな。レントゲン撮りますね。」
数分して戻ってきた藍沢先生は黒っぽいフィルムを持っていた。
藍沢「やっぱり、肺炎です。かなり体が衰弱しているので入院した方が良いかもしれないです。」
マネ「そうですか…。大西さんは、どう思いますか？」
大西「…早く治るのは、どっちですか？」
藍沢「やっぱり、入院ですね。」
大西「じゃあ、お願いします。」
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作者名：おずんぼ | 作成日時：2022年8月29日 11時
