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にしても、何でこんなにも丈くんはデレてるんやろ。
病院で何かあったんかな？
大橋「みっちー、丈くんそっちに連れて行ってあげてくれへん？」
道枝「はーい。」
藤原「いやや！」
道枝「こっちからの方がよう見えるんすよ。」
藤原「……そうなん？」
病院で進行を言われて、かなりショックなのか、なんか丈くんが幼くなっとる。
道枝「ほら。」
そしたら、真正面から見えるから、もっとニコニコに。
藤原「みっちー、ありがとな。」
道枝「いえいえ。」
その後もずーっとご機嫌。
ご飯を食べて、お風呂を上がる頃には普通の丈くん
戻ってて。
作業しとったりとか、違うことしとった4人はバブバブ丈くんを見たがってたな。
藤原「まじで、そんなことしてへんから！」
なんて言う反論を、ニヤニヤしながら聞いとった。
藤原「マジで2人許さん！」
…その夜、大きな物音で目が覚めた。
隣とか、それほど近くない音。
丈くん！？
バンッ
そこには、謙杜以外のメンバーが。
大橋「丈くん！」
西畑「みっちーも起きたか。」
大橋「おい！」
大吾くんから聞いた話やと、丈くんはベッドから落ちて、意識が無いって。
大橋「大ちゃん！救急車！」
西畑「あいよっ！」
風のように物事が進んで、あっという間に丈くんと大橋くんは居なくなって。
我に返ったのは、謙杜に肩をたたかれたとき。
長尾「なぁ、何があったん？」
道枝「丈くんが、ベッドから落ちて、意識無いって。」
俺が今処理出来て、話せることはそれだけ。
長尾「大丈夫なん！？」
大西「救急車で運ばれていったで。大ちゃんが運転してくれるから、行くで。」
されるがままに病院に行って、待合室で大橋くんを待つ。
大吾くんは、スマホ握りしめて目瞑って祈ってて、流星くんは、そんな大吾くんに寄りかかりながら落ち込んでて、恭平も、スマホ握ってドアの方見て、謙杜は、よく分からん状況を飲み込もうとしてるんか、頭抱えてて。
俺は、そんなメンバーを見ながらオロオロするばかり。
そんなことしか、出来んかった。
ガチャ
西畑「はっすん……！」
大橋「まだ分からん、俺も。」
何があったんやろ。
大橋「足がつって、踠いてたら落ちて、打ち所が悪かったみたいや。」
うっすら意識を取り戻した丈くんから聞いた話から、救急隊員さんが考えたらしい。
まだ、他の足音は聞こえない。
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作者名：おずんぼ | 作成日時：2022年8月29日 11時
