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西畑side
新大阪の駅前。
俺らも何度か通った駅。
これからも使うやろうけど。
西畑「あっちやな。」
電子マップを見て、次乗る電車のホームへ。はっすんは多分思い詰めとる。年下の彼らもパニックやろ。
せめて、思考が回っとる俺が引っ張る。
それが短期間であってほしいんやけどな。
丈くんが見つかれば早く終わるんやけど。
神山くんと丈くんがJr.の時に集合してたというところも行ったし、Jr.時代のレッスン場にも行った。
やけど、Jr.しか居らんかった。
その子達も丈くんは知らんらしいし。
大橋「大ちゃん、電車来たで。」
電車の連結部分に乗って、何駅か通りすぎて、神山くんの家の最寄り駅に。
大橋「あっちやって。」
教えてもらった住所をマップにいれて進む。
住宅街が続いて、少し懐かしささえも感じる。
大橋「そこ、曲がって。」
神山くん家に着いた。
西畑「ここ、かぁ。」
大橋「行こ。」
インターホンを鳴らす。
神山「あ、大橋と大吾？」
西畑「あ、おはようございます。」
神山くんと中に入る。
神山母「あら、どうぞ。」
兄弟は居らんくて、お母さんだけやった。
神山母「智、部屋片付いとるからそっちに荷物とか置いてな。」
神山「ほーい。」
お部屋に入らせてもらった。
神山「楽器多くてごめんなぁ。」
神山母「あ、そうそう。こんな封筒が届いたのよ。」渡された封筒を見たら、ここの住所だけ書かれとった。
大橋「この字、丈くん。」
西畑「俺も思った。」
何度も見てきた丈くんの字で書かれてた。
神山「丈、ここの住所知っとるもんな。」
大橋「来たことはあるんですか？」
神山「あるな。」
何でここにしたんやろ。
神山くんとはっすんの会話なんて入ってこなかった。
ここに来るって分かってたんか？
来やんかったら？
丈くんって、気づいてへんかったら怖いし。
大橋「大ちゃん。中身見るで。」
思考と思考の間にはっすんの声が入ってきて、我に返った。
ビリッ
いつもは器用なはっすんが、ビリビリに破いとる。
動揺してるんやろな。
大橋「…手紙？」
なにわ男子へ
きゅうにき
えてごめんなさい。でびゅー
1ねんめなのにこんなことして。
けど、か
えるきはありません。かってだとはおもって
るんですけど、もちろんなにわだんしは
ええなかまやとおもってます。とても
すきです。ごめんなさい。
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おずんぼ(プロフ) - コメントありがとうございます。丈橋まではもう少しかかりますが、応援よろしくお願いします。 (2022年5月7日 13時) (
レス) id: 0f935c1a4c (このIDを非表示/違反報告)
深澤りん(プロフ) - 丈くん担なので小説最高です！丈橋持ってくるのもいいですね！実際こうなったら死にますけどW応援してます！ (2022年5月6日 18時) (レス) @page11 id: 214e1122e7 (このIDを非表示/違反報告)
おずんぼ(プロフ) - コメントありがとうございます。学校生活や日常生活との両立があるので更新は頻繁に出来ないんですが、応援し続けてくれると嬉しいです。よろしくお願いします。 (2022年5月4日 12時) (レス) id: 0f935c1a4c (このIDを非表示/違反報告)
はるか - はじめまして。宮崎はるかです！ 感想ではないのですが、はじめて読ませていただく作品で、ちょードキドキしてます。私は藤原担なので、このような、作品が見れるのが、光栄です！これからも、作品作り頑張ってください！ (2022年5月4日 11時) (レス) id: 47760e04dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おずんぼ | 作成日時：2022年4月22日 13時
