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背中に、体温を感じた。
久しぶりに感じる、大橋の匂い。
さっき言われた大吾と大橋の言葉が、また反芻される。
藤原「うおっ。」
大橋「丈くんの匂い。安心する。なぁ丈くん。」
藤原「何？」
大橋「やっぱり、丈くんやんな？」
藤原「っ。」
大橋「離さへんからな？一生。」
藤原「知らんっ。」
大橋「分かっとるやろ？」
藤原「…ごめん。」
それだけ呟いて、大橋を振りほどいてエレベーターの方に。
けど、3歩くらいで立ち止まって、
藤原「明日、来て。２人だけ。」
と、とりあえず伝えておいた。
そのまま病室に戻って、ベッドに潜る。
アカン。バレへんように。
って思ってたけど、無理やろうな。
こうやってバレちゃったんやし。
あいつらの嗅ぎ付けやばいやろ。
常人じゃない。
そんなこと、分かってたけどな。
痛感した感じやな。
さて、どうしようか。
2人は明日来る。そして、俺は退院する。
病院内に残る？それとも、帰っちゃう？
残るとしてもどこ？病室？病棟？
藤原「わからへん。」
コンコン
藍沢「藤原さん。」
藤原「はい。」
藍沢「退院証明書です。受付で出してください。」
藤原「はい。」
ペラッペラの紙をもらって、ベッド脇に置く。
藤原「ありがとうございました。」
藍沢「メンバーさんには、言うんですか？」
藤原「多分、バレてます。」
藍沢「バレた？」
藤原「あいつら、すごいんで。」
特に大橋な。
あいつは本当にすごいやつや。
俺の事、ほんまに好きなんやなって。
惚れてまうやろ。
翌日
結局、院内には残ることにした。
荷物をもって、適当にフラフラする。
別に話したいわけやないんやけどな。
でも、言うてもうたのは責任とらへんとな。
やからさ、病室の前に"簡単には吐かないから"って書き残したんよ。どこまで効果あるんやろうか。
大橋「なんでさ、そんなことすんの？」
大橋の声に、笑いが漏れる。
見つかってもうたな。
？？「ふっ。」
大橋「丈くん。」
藤原「なに。」
大橋「こっちの台詞やねんけど。」
西畑「はぁっ、はぁっ、居った？」
大吾の声や。
ほんまに2人で来たんやね。
でも、そう簡単には言わへんよ？
どうせバレとるか。
バレとったとしても、自分から言うのは、な？
ごめんな、こんな俺で。
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おずんぼ(プロフ) - コメントありがとうございます。丈橋まではもう少しかかりますが、応援よろしくお願いします。 (2022年5月7日 13時) (
レス) id: 0f935c1a4c (このIDを非表示/違反報告)
深澤りん(プロフ) - 丈くん担なので小説最高です！丈橋持ってくるのもいいですね！実際こうなったら死にますけどW応援してます！ (2022年5月6日 18時) (レス) @page11 id: 214e1122e7 (このIDを非表示/違反報告)
おずんぼ(プロフ) - コメントありがとうございます。学校生活や日常生活との両立があるので更新は頻繁に出来ないんですが、応援し続けてくれると嬉しいです。よろしくお願いします。 (2022年5月4日 12時) (レス) id: 0f935c1a4c (このIDを非表示/違反報告)
はるか - はじめまして。宮崎はるかです！ 感想ではないのですが、はじめて読ませていただく作品で、ちょードキドキしてます。私は藤原担なので、このような、作品が見れるのが、光栄です！これからも、作品作り頑張ってください！ (2022年5月4日 11時) (レス) id: 47760e04dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おずんぼ | 作成日時：2022年4月22日 13時
