夏休み、そして修学旅行 ページ6
終業式まで残り2週間。
学活が増え、ロッカーの中身が減る頃。
そして、下級生たちが浮かれ始める頃。
そしてそして、同級生が死にかける頃。
三者相談期間があった。
進路について、担任と話し合う。
学校は4時間で終わるため、早めに塾に行って勉強する。
クーラーがとても効いていて、めちゃくちゃ涼しい。
それが目当てでもあるが。
ある日、LINEが届いた。
夏期講習を受けたいが、どうか。ということだった。
どこの塾にも行ってないが、夏期講習は受けたい。という相談内容。
既に塾に行っていることは言っていたので、相談してくれたわけだ。
自分は、夏期講習の塾内受付は終わってる、と返した。
しばらくして、また届いた。
2つの塾はやってる、どっちがいいか、ということ。
ここでラッキーなことがあった。
片方の塾は自分が行ってる所。
つまり、誘えば、夏を一緒に過ごせるわけだ。
そんなの嬉しすぎて、片方に行っていることを教えた。
実は、少し前、いつものメンツで勉強会をしないかと誘ったが、そういうのは苦手だと断られていた。
だから、それが出来ないのなら、さそうしかないと思った。
翌日、学校で会ったときに、体験に行くと言われた。
多分、これでOKだと思う。
若干無理やり推したところもあったが。
体験に行くと言っていた日、自習に行った。
自習コーナーから、どうなるかを祈った。
祈った結果、夏期講習を受けることになった。
高橋さん親子が帰るときに突った。
これで、夏は乗り越えられると確信した。
終業式を終え、夏休みに入った。
3日後には、修学旅行。
本来なら、少し前にあるはずだったが、コロナが減らないということで延期された。
そして、なにわの日に出発、WEST最年少の誕生日に帰宅、ということに。
2人して、前日にはコマを早めた。
自分が早めたから、と言われて、嬉しさのあまりに叫びそうになった。
ここまで嬉しいことは、今年1番だった。
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作者名:おずんぼ | 作成日時:2022年1月3日 20時