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3学期、そして受験本番 ページ17

1月、学校が再開した。


これで毎日会えるっていう嬉しさと、また授業だっていう悲しさが一気に押し寄せていく。


そんな感じで始まった。


少しして、朝勉強キャンペーンというものが始まった。


朝早くに学校に来て、勉強をしよう、と言うキャンペーン。


早起きなんて苦手だし、幼なじみも行く気がなさそうだったから参加は考えなかった。


でも徐々に人数は増えていって、気がつけば自分と高橋さんだけがいつもの時間に登校していた。


自分は高橋さんは絶対行かないってわかってたのも行かない理由だった。


朝勉強キャンペーンはそうやって終わった。


着々と私立入試が近づいてきた。


あと1週間、と言うところで学年閉鎖が起きた。


ある日突然、親へのメールで言われた。


「中学3年生に新型コロナウイルス感染症感染者が発生したため、学年閉鎖となります。」


あぁ、学校ないんだな。


って、早めに理解した。


つまり、会えないんだなって。


早くに学校再開しないかな〜って呑気だった。


一応塾あるから、行ったら学年全員がPCR検査すると。


インフルエンザの鼻グリグリするやつは何度かやったことあるけど、コロナのは初だった。


自分は大丈夫だと信じてた。


検査なんてやらないって。


いざそうなると、怖かった。


もし、陽性だったら?


受験はどうする?


高橋さんは?


検査当日、体育館に集合させられて検査。


唾液を容器に入れるらしいんだけど、まぁまぁの量。


なんとかいれて、提出しようとしたとき、高橋さんも同時だった。


一緒に帰ろうって言ってくれたから、とりあえず少しだけって。


嬉しかった。


場合が場合だから途中までね、なんて言ったけど本当はずっと一緒に居たかった。


我慢して、近くの小学校までにした。


溜まってた分、すごく話した。


年明けに塾にいなかった理由もわかった。


また胃腸炎やったらしい。


その話しには思わず苦笑いだったけど。


でも学校に被ってなくて良かった。


PCRの結果、みんな陰性だった。


安心して私立入試を受けることが出来た。


そして、合格した。


自分も、高橋さんも。


さて、これが終わったら公立だ。


ここが本命になる。


でも自分は、志願先変更の可能性があるから分からないけど。


模試、内心の結果から、志願先変更をすることになった。


元々行く予定だった高校と変える先の高校に行った。


午前中はそれで終わった。

入試→←冬休み、多忙なスケジュール



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作者名:おずんぼ | 作成日時:2022年1月3日 20時

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