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テストから冬休みまで ページ15

記憶が薄れてきたので、幅を広げます


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2学期の期末テスト。


受験も近づいてきて、ピリピリし始めた。


冬休みも近づいてきて、暖房が着き始めた。


めっちゃ暑くて、ジャージを脱ぐ程だった。


涼むために、一緒に廊下に出たこともあったが。


テストはまぁ察しの通り、最悪だった。


2日目が高橋さんの誕生日だったことも把握できてなかった。


だが、良いこともあった。


冬休み、買い物に行かないか、と誘われた。


嬉しすぎてガッツポーズしたら不思議な目で見られた。


でも、誘われて嬉しくないはずがなかった。


そこからは受験モード。


願書についてとかの説明が増えた。


一緒に居られないかもしれない可能性も出てきた。


挽回したのは、1月。


2学期終業式。


式のためだけと言っても過言ではない登校をする。


いつも通り幼なじみと集合して、学校へ。


なかなか寒い。


上着を着ているのに凍みる。


暖かい教室に入って、少しは楽になった。


ちょっとしたら高橋さんも来た。


彼女は文化部だから、ウィンドブレーカー(通称ウィンブレ)というものがない。


だからいつもコートとマフラーと言う組み合わせ。


これがまた、めっちゃかわいい。


そんな情緒で式を受ける。


コロナのお陰で放送だし、うとうとしてるやつもいる。


受験勉強のし過ぎだと信じてるぜ。


校長の長い話しに耐え、生活指導の先生からの話しに耐え、担任からの話しにも耐え。


解放。


いつものように一緒に帰った。


こうして、自分の2学期は幕を閉じた。


なかなかに濃かった気がする。


2学期はそもそも1番長いからそうであるんだけど、人生経験が急に詰まれた気がした。


人を好きになって、相手が同性で。


バレないようにって耐えて。


だけど、一緒にいたいから頑張って。


仲良いポジまでやっていって。


ハブられたりとかもしながら。


暑い時期から、寒い時期まで走りきった。


これからは受験勉強が待ってるし、休めないと思う。


でも同じ高校に行きたいって思ってる。


無理かもしれないけれど。


それでもやれるだけやりたい。


やれないならやれないで、きっと諦める。


高橋さんが、そばに居続けてくれる限り、自分は好きでいると思う。


支えてくれる人で、尊敬する人であって、大切な人。


1年間、ありがとう。

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作者名:おずんぼ | 作成日時:2022年1月3日 20時

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