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インターホンを鳴らしても反応がなかったので、合カギを使って智くんの家に入ると、やはり家主の姿はなかった。
…まあ、予想してなかったわけじゃないけど。でも、そんなに俺に会いたくないんだって思ったら、少し心が折れそうになる。
どうしよう。智くんが行きそうな場所なんて見当もつかない。そんなことが分かるほど、俺たちはお互いのことをよく知らない。いくらなんでも朝になったら帰ってくるだろうから、それまで待たせてもらおうか。でも、それってちょっとストーカーチックだよな…
途方に暮れていると、尻ポケットで携帯が鳴った。智くんからかと思って、相手の名前も見ずに電話に出た。
「もしもしっ、」
『あー、もしもし翔ちゃん？』
「えっ…に、ニノ？ 何、どした？」
『えっとね、集荷お願いできます？』
「はっ？ 宅配便？」
『結構大きいんですけどね。俺よりは数センチ小さいかな。あと、一応ワレモノですね。ってかもう今は粉々に砕けてる状態なんだけど』
「ニノ…分かるように言ってくんない？」
『あなたの恋人がね、突然押しかけてきて、飲みたいだけ飲んでわめきたいだけわめいて泣きたいだけ泣いて、ついには寝落ちしちゃったのよ。ほんっといい迷惑』
「こ…恋人って…」
『大野さんに決まってるでしょーが』
「何でニノ…知って、んの？」
『ワタシを誰だと思ってるんですか。ま、他の二人は気づいてないみたいなんで安心してください』
とにかくさっさと来てよね、待ってますよーと言って、ニノは一方的に電話を切った。
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唯 - 優子さん» ありがとうございます。いつもにまして難産なお話になりそうです…気長に続きをお待ちください。 (2016年3月9日 3時) (
レス) id: 0f485288ef (このIDを非表示/違反報告)
優子 - 読みました。これからどうなるか気になります。 (2016年3月2日 18時) (レス) id: 059e629431 (このIDを非表示/違反報告)
唯 - 優子さん» ありがとうございます。プロポーズは大野さんが仕掛けるだろうと思われます。 (2016年2月28日 20時) (レス) id: 0f485288ef (このIDを非表示/違反報告)
優子 - 読みました。智君の先生姿格好良いですね♪翔君可愛いですね♪プロポーズは智君から格好良く言うて欲しいですね♪ (2016年1月25日 23時) (レス) id: 059e629431 (このIDを非表示/違反報告)
唯 - 優子さん» ありがとうございます。ギャップ王子な大野さんでした。翔くんは可愛い上に押しに弱いので、大野さんお気の毒です。 (2016年1月25日 20時) (レス) id: 0f485288ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：唯 | 作成日時：2015年7月19日 23時
