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うまく言葉が出てこなくて頭をはたこうとしたら、その手を掴んで引っ張られ、智くんに抱きつく形になってしまった。
「だからっ！ ここ外だってっ！」
「翔くん、好きだよ」
「…かっ、会話が成り立ってないんですが」
「すっげー好き」
「うっ…うん、それは、どうも」
「…ふふ、心臓すげーバクバクいってる」
「しょ、しょうがないじゃん。３０過ぎた男だってときめくんだよっ」
「知ってる。だって俺も今それ聞いてきゅんときたもん」
…な、何なんだこのバカップルみたいな会話は。つーかいつまで路上で抱き合ってりゃいいんだ。ぎこちなく智くんにくっつきながらもぞもぞしていると。
「こうやって毎日いちゃいちゃしてても、翔くん不安になっちゃうかな？」
翔くんには二度と不安になってほしくないんだけど、と智くんが弱々しい声を出すものだから。
惚れた弱み。とことん甘くなってしまう。
「そんなことないと思うよ。多分…毎日、幸せな気分になれるんじゃないかな」
そう言ったら、智くんは心底嬉しそうに笑って、
「じゃあ、早く帰っていっぱいいちゃいちゃしようぜ！」
とてつもなく恥ずかしい言葉を吐き、俺の手を引っ張って(※恋人繋ぎで)走り出した。
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こうして、俺たちの物語は、最高のハッピーエンドへと続いていく。
END
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あとがき
大変長らくお待たせいたしました。ようやく完結です。いい夫婦の日には間に合わず、いい兄さんの日に更新となりました。(でも山的には今日も記念日ですよね)
例のフライデー騒動で作者も多少ダメージを受けまして、ＯＳを書き続けられるのだろうか…と考えたりもしたのですが、
まあ？ Ｏさんが交際を認めたわけじゃないし？ つーか相変わらず山は山々しくしてるし？ まだまだいけるでしょ！
と根っから腐ってる私はこれからも登山を続けるのでした。とさ。
作中に出てきたＳさんの同級生ですが、私の中でのビジュアルイメージは綾野剛さんでした。本当にただのイメージですので、お気になさらず。
途中までかなりシリアスだったのに、Ｎさん宅を出た途端いちゃつきだしたおふたり。作者の責任ではございません(＾ω＾) あのふたりが勝手にいちゃつき始めたんです(＾ω＾)
そして、次回作を始めるのはまだ先のことになると思われるので、先に言っておきます。
我らがマイナスイオンリーダーＯさん！！お誕生日おめでとうございます！！
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唯 - 優子さん» ありがとうございます。いつもにまして難産なお話になりそうです…気長に続きをお待ちください。 (2016年3月9日 3時) (
レス) id: 0f485288ef (このIDを非表示/違反報告)
優子 - 読みました。これからどうなるか気になります。 (2016年3月2日 18時) (レス) id: 059e629431 (このIDを非表示/違反報告)
唯 - 優子さん» ありがとうございます。プロポーズは大野さんが仕掛けるだろうと思われます。 (2016年2月28日 20時) (レス) id: 0f485288ef (このIDを非表示/違反報告)
優子 - 読みました。智君の先生姿格好良いですね♪翔君可愛いですね♪プロポーズは智君から格好良く言うて欲しいですね♪ (2016年1月25日 23時) (レス) id: 059e629431 (このIDを非表示/違反報告)
唯 - 優子さん» ありがとうございます。ギャップ王子な大野さんでした。翔くんは可愛い上に押しに弱いので、大野さんお気の毒です。 (2016年1月25日 20時) (レス) id: 0f485288ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：唯 | 作成日時：2015年7月19日 23時
